2025年8月~小学生の頃好きだった懐かしいマンガを読む~
8月は自宅を引っ越しまして、ほとんどの本がダンボール箱の中に入っていたので、U-NEXTで電子書籍を購入して布団に寝っ転がりながら読んでました。
8月の読書メーター読んだ本の数:6
読んだページ数:1389
ナイス数:4
キン肉マン 7 (集英社文庫(コミック版))の感想バッファローマンとの戦いが終わり、悪魔超人編がはじまりました。アシュラマンやサンシャインのような、知名度のある超人も登場し、かなり盛り上がります。各超人の能力や、その対処法など数々の面白いアイデアが次から次に湯水の如く湧き出るゆでたまご先生はすごいと思いますが、順逆自在の術をブロッケンJrが見様見真似で真似するところは、そもそもの仕組みの説明が無かったので最後までわかりませんでした。 キン肉バスターの完全上位互換技であるアシュラバスターをどのように打ち破るか、8巻も楽しみ。
読了日:08月04日 著者:ゆでたまご
学級王ヤマザキ (1) (てんとう虫コミックス―てんとう虫コロコロコミックス)の感想電子版で読了。小学生当時大好きだったマンガ。30年振りに読んでみたが、今見ても面白い。最初の2話は方向性が定まっておらず微妙な印象だが、第3話で便器型の弁当箱を出した辺りで、ウンチ・便器ネタが明確になり、安定した面白さになる。小学生特有の秘密基地への憧れが随所に溢れており、ヤマザキ王国の領土を拡大するという名目のもと、床下王国やプール王国等、手を変え品を変え様々な隠れ家が登場するのが良い。巻末に作者の感想コーナーもあり、制作における葛藤が楽しめるのも魅力。
読了日:08月10日 著者:樫本 学ヴ
学級王ヤマザキ (2) (てんとう虫コミックス―てんとう虫コロコロコミックス)の感想電子版で読了。ワタナベ軍団やおじじ様など、ヤマザキ王国のメンバーが続々登場し、にぎやかになってくる。後にグッズ化されたヤマザキウンチが登場する「ウンチDE金持ち」など、ビジネス物の話もあり、内容のバラエティも豊か。いつも迷惑をかけられているのに、ヤマザキに対してちゃんと友人として接してくれている拓也・きさき・ブタ田の3人組との関係性も今見ると良い距離感だと思う。どの回も強烈なインパクトを残しており、30年振りに読んでも爆笑してしまう。よいマンガに出会えたと思う。
読了日:08月10日 著者:樫本 学ヴ
学級王ヤマザキ (3) (てんとう虫コミックス―てんとう虫コロコロコミックス)の感想電子版で読了。ヤマザキ王国の主要キャラも集まり、より世界観を発展させる3巻。マンガ家回の「愛のカルボナーラ」がダントツで面白い。巻末の作者感想コーナーでは、「イマイチ」や「失敗作」など反省の言葉が目立つものの、それでも結構面白い。はかまだ君は、読むまで存在を思い出せなかったので、本当に印象に残っていなかったっぽい。チン◯が見えなくなっただけで女になるなど、ちゃんと小学生レベルの発想ができ、それでここまでの物語作りができる作者のアイデア力には脱帽しか無い。
読了日:08月11日 著者:樫本 学ヴ
学級王ヤマザキ (4) (てんとう虫コミックス―てんとう虫コロコロコミックス)の感想電子版で読了。ワタナベや先生、ブタ田くんなど、サブキャラにスポットを当てた回や、アイドルや占い師の金儲け回など、いろいろな方面の面白い回で構成されており満足度の高い1冊。小学生当時もとにかく楽しかった記憶がある。新登場の苦院エリカは、出てくるとヤマザキが不憫なので当時からあまり好きではなかったが、クラスメートではないので、毎回登場するわけではない。当時は次の連載が待ちきれなかったが、月刊連載なので話数は少なく、読み進めていくと、まるで走馬灯のようである。
読了日:08月11日 著者:樫本 学ヴ
日本史の謎は「地形」で解ける【日本人の起源篇】 (PHP文庫)の感想河川事業に長く関わった著者が、河川と地形から人類の文明の発展や、江戸の街の発展に治水が深く関わっている事を紐解いていく1冊。同シリーズの前段にあたる本があるが、読まなくても理解に問題は無い印象。生命の進化やサブカルチャーなど幅広い話題を織り交ぜながら、昭和のダム開発の裏で奮闘した戦前生まれの世代を称えるなど、読み応えがあった。確かに所々本題とズレたように感じる部分はあったものの、そこまで気にならなかった。
読了日:08月21日 著者:竹村 公太郎
読書メーター
2025年9月~初心に帰って特撮本を沢山読む~
「タローマン」の映画が公開されたので見に行きました。
パンフレットも購入しましたよ。
映画のパンフレットを購入するなんて久しぶりですね。
一時期は映画を観る度に毎回のようにパンフレットを購入していたんですが、2,000円もするわりには一通り読んだら棚の肥やしだったので、全部売り払ってそれ以来買わなくなりました。
でも、タローマンは別ですね。
あと、本を片付けたかったので、読み終わっても手元に残らなさそうな本を集中して読みました。
9月の読書メーター読んだ本の数:6
読んだページ数:1423
ナイス数:5
タローマン・クロニクルの感想タローマンが70年代に実際に放送されていたコンセプトで制作された本。内容こそ一般的なテレビ番組のファンブックとしての体裁をしているが、書かれている内容は9割がフィクションである。タローマンらしいでたらめを、映像作品だけでなく関連書籍まで徹底してやっているだけなのだが、ギャグとしての面白さよりも、実際に放送されていたらよかったのに、という気分にさせてくれる完成度の高さである。それはまるで、映像ソフトが充実していない時代に図鑑を読んで、本編を想像して楽しんでいた、幼少期のノスタルジーに通ずるものがある。
読了日:09月16日 著者:藤井亮(豪勢スタジオ),NHK「TAROMAN」制作班
映画「大長編 タローマン 万博大爆発」劇場パンフレットの感想基本的に70年代に放送されていたテイで書かれている書籍の中では珍しく、ちゃんと現代の映画として解説されているので、却って違和感がある。映画パンフレットとして見た場合は、古き良き昭和の低年齢向け映画らしい雰囲気が再現されており、昨今の映画パンフに慣れていると新鮮に感じる。他の映画パンフに比べると安価だが、内容は充実している。よくよく考えると、大体の映画パンフは、大きな写真を使ってページを無駄に消費している感もあり、情報量としては実はこれくらいが適切なのではないかと感じた。
読了日:09月16日 著者:東宝株式会社
マグマ大使 (手塚治虫文庫全集)の感想基本設定や物語の導入は特撮版とほぼ同じものの、怪獣モノだった特撮版と比べると、マンガ版は着実に東京を支配していく人間モドキとの騙し合いが主な内容となっており、サスペンス要素が強い。様々な怪獣が代わる代わる登場する特撮版も良かったが、マンガ版はゴアの力でマグマ達が太古の地球に飛ばされてしまったり、ガロンに完膚なきまでにやられてしまったりと意外性のある展開が多かった。少し間延びしているような気もしたが、ブラックガロン編の最終回は爽快な大団円を迎えるので読後感は思いの外良い。
読了日:09月16日 著者:手塚 治虫
ウルトラマン科特隊奮戦記―ジャイアント作戦の感想劇場版ウルトラマンとして企画されたものの未制作に終わった「ジャイアント作戦」をコミカライズしたもの。マンガとしては微妙。誰かが言うように絵コンテマンガという表現が適切かもしれない。科学特捜隊という組織をかなり細かく描写しているのだが、ウルトラマン特有の少し軽い雰囲気が無くなってしまった感がある。幻の劇場版を何かしら視覚的に楽しみたい人にはありがたい一冊かもしれないが、マンガとしてのデキは無いよりはマシ程度なので、シナリオかあらすじで楽しんだ方がよいかなと感じた。
読了日:09月17日 著者:川崎 郷太
リスアニ! Vol.40.1(M-ON! ANNEX 644号)「ガンダムシリーズ」音楽大全 -Universal Century-の感想ガンダムシリーズの音楽を総括する面白い試みの一冊。2冊あるうち、こちらは宇宙世紀シリーズの作品をまとめたもの。主題歌を担当したアーティストや音楽スタッフのインタビュー等、普段はあまりスポットの当たらないメンバーのお話が読めるのが良い。BGMに関してはサラッと触れられる程度だったのが残念だが、主題歌・挿入歌など、歌モノに関しては、その当時リリースされていたものは殆ど解説されているので、アニメ音楽が好きな人には特にオススメ。欲を言えばBGMももう少し掘り下げて欲しかった。
読了日:09月19日 著者:
ドライブイン探訪 (単行本)の感想ドライブインを紹介するだけの本かと思いきや、その土地の歴史や、そこで暮らす人の営みなど、スタッフの証言や当時の新聞・雑誌を引用しながら紐解いていく壮大なドキュメンタリーであった。北海道から沖縄にいたるまで、ありとあらゆる土地を訪れており、非常に読み応えがあった。紹介されているドライブインの数々は、この本が発行された時点で店主が高齢化しており、現代では既に殆どが閉業してしまっているが、だからこそ、最後の灯火を綴ったこの本はかけがえのない一冊であると言えるだろう。
読了日:09月25日 著者:橋本 倫史
読書メーター
2025年10月~2冊しか読んでいないんだ~
10月は凄かったですよ。
2冊しか読んでません。
読書メーターはじめて以来の大事件です。
なんとしてでも本を読みまくっていた私が、2冊しか読んでいません。
冊数が足りなかったら、スグ読み終われそうなマンガを凄い勢いで消化して数を稼いでいたのに、10月はそういう悪あがきすらしていません。
10月の読書メーター読んだ本の数:2
読んだページ数:512
ナイス数:1
陰謀論の教科書 近現代史編の感想1900年〜現代にいたるまでに発生した数々の歴史的事件に囁かれた陰謀論を客観的に解説する一冊。陰謀論が生まれるに至る当時の大衆心理を分析し、その信憑性を解く形式になっている。1900年代はかなり過去のことでもありなかなかパッとしないが、戦後以降、記録に残りやすい時代に入ると、分析や解説がより具体的になり面白くなってくる。不謹慎ながら、ヒトラーの最期には哀愁を感じてしまう面もあり、また、世界を震撼させたコロナ禍については、かなりページ数が割かれているなど、読み応えがあった。
読了日:10月06日 著者:
いのちが危ない! スピリチュアル・カウンセラーからの提言の感想自殺をスピリチュアル的に解説している。2006年発売の本なので、令和の現代にはそぐわないかと思ったが、人からの称賛や裕福さを重視する考え方を"物質的価値観"とし、それは死後残らないので"精神的価値"を高めるように説く方向性は、昨今のSNSにおける承認や、行き過ぎた推し活に対する提言としても解釈することができる。時代が変わっても、人が自殺に至る動機は変わらないと言える。死後の世界がわからない以上、眉唾であるが、安易に自殺を選ばずに真っ当に生きていく事を説く内容はいろんな人の救いになるのではないだろうか。
読了日:10月20日 著者:江原 啓之
読書メーター
11月はどれくらい本を読めるんでしょうか。
最初の頃はふざけて「5000兆冊読みたい!」とか言ってましたけど、今は能動的に読んでるだけマシか~、みたいな気分です。
ひとまずは、積みすぎて詰ん読になってしまった本を消化していきたいですね。
