一カ月前に、ブクログアプリ読書メーターについて記事を書きました。
記事の主旨としては、本が多すぎるので自分が何冊持っているのかを管理したかった、というものだったんですが、読んでいる途中の本や積んでいる本が数字で可視化されると気持ちが変わってきて、意識的に本を読むようになりました。
読書量
読書メーターは1カ月間に読んだ本のページ数と冊数を記録することができます。
難しくないですよ。
読書メーターに、読んでいる本として登録している本を読んだ本に切り替えればいいだけです。
読書メーターに登録をはじめたのが3月の中旬だったので、約半月の時間があったわけですが、
その間に読み終わった本がこれです。

半月の間に12冊も読み終えることができました。
積ん読を片付ける事が目的だったので、途中で放置していた本を続きから読み始めて読み終えたものだったり、文字数が少なかったり図解が多くてスグに読み終わりそうな本をチョイスして読み進めていたので、実際に2130ページも読んだわけではないです。
ですが、このたかだか12冊ですら、読書メーターをはじめる以前は読めていなかったわけですから、意識付けという意味では非常に良いアプリであったと言えます。
読書環境の改善
さて、これまで読書していなかった私が、どんな風に読書する時間を設けたのでしょう。
まずは通勤時間です。
私の仕事は在宅勤務もあるので、出社するとき限定ですが、行きの電車で椅子に座ったらスグに本を読みます。乗車駅から降車駅まで20分くらいありますので、この20分だけで結構なページ数を読むことができます。
さて、会社に着いたら会社に着いたでここでも本を読みます。
私は始業開始40分前には会社に着いているので、誰もいない休憩室の隅っこに座って読みます。
これだけで30分くらいは本を読めるので、通勤電車と合わせると合計で1時間は本を読む時間に充てることができるというわけです。
退勤は電車の席の空き状況によっては毎回読めるわけではないので、ほとんどスマホでブログ執筆しているのですが、出社さえすれば1時間分は読めるということです。
これだけ本を読む時間があるのに、今まで何に使っていたのでしょうか?
SNSチェックです。
それ自体が良いか悪いかという話はしませんし、SNSをがんばって投稿している皆さんには申し訳ないのですが、SNSって日常生活の切り抜きなので、面白いとは思っても知識にはならないんですよね。
たまに、特撮ヒーローの裏話や考察(設定考察ではなく製作体制の考察)を熱心に発信している方もいて、そういうのはまとめたら本にできるぐらい有益な情報ではあるんですが、SNSの全部が全部有益な情報ではありませんからね。
時間の浪費だったと思います。
「人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い」という中島敦の言葉通り、私も齢30代半ばにして早速人生の終わりについて思うこともあり、残りの人生であと何冊の本が読めるだろうかと考える事があります。
無駄を削ろう削ろうとすればするほど息苦しくなるので、時には無駄を楽しみながら、読める時は本を読めるようにしたいと思います。
読みたい本
読書メーターに登録できる、読んだ本・読んでる本、積読本というのは、持っている事が前提の話ですが、読みたい本も登録できます。
読書メーターに登録した時点では、自分がどれだけの本を持っているかを把握することが目的だったので、それを登録するだけで満足していましたが、余裕が出てくると今度は読みたい本を登録する作業がはじまります。

このホームページを読んでいる方は、私が特撮好きであることは理解していると思いますが、その通り、特撮に関連した本ばかり登録しています。
いつか読みたいですね。
趣味が増えれば増えるだけ、読みたい本も比例して増えるわけですが、本って想像以上にいっぱい出版されるので、こうやって記録しておかないと忘れちゃうんです。
で、後になって「あ~、アレ探しとけばよかった~」なんて事になったりして、後悔後の祭りです。
そういう意味でも、こうやって心の片隅に置いておいておける「読みたい本」登録は非常に有益です。
現時点では18冊しか登録してないですが、これは上っ面の話で、実際はもっと読みたい本があります。
全部登録すると際限が無くなるので、わざと優先順位の高いものだけに絞っているのが実情です。
無限にお金と時間と置く場所があったら、多分、余裕で100冊は超えることでしょう。
本の世界って奥深いですね。
感想
ブクログアプリなので、読んだ本の感想を投稿することができます。
私はこれに助けられました。
というのも、本が面白すぎると、ついブログで感想を書きたくなるからです。
書きたいなら書けばいいじゃないかと思うかもしれませんが、こうやってブログを書くのって結構エネルギーを使うわけです、本を読めば読んだだけ書きたい感想も増えるので、とてもじゃないですが書きたい感想が多くなりすぎて人生が終わるのが先なんじゃないかと思うわけです。
でも、感想は書きたいわけです。
そんな時に役に立つのが読書メーターの感想機能です。
255文字までしか文章を書くことができないので、良くも悪くも255文字で止めることができます。
感想が長すぎる場合は255文字に収めようと言葉を厳選しますし、255文字に満たない場合は、がんばってあれこれ考えて思うところを探して文章を引き延ばします。
少なくとも書きすぎるという事は無いので、気持ちが入りすぎて感想を書き終われないということは無くなりました。
これもある種、人生の効率化と言えるでしょう。
力を入れなくても良いところが明確にわかったので、少し人生が楽になりました。
ちなみに、一冊の本に対してどれくらいの感想を書きたいのかを実感いただくためには、次の記事を読んでいただければと思います。
こんな感想ばかり書いてたら、人生が足りない事がわかると思います。
相性
読書メーターは一応SNSなので、人と人で繋がれる要素もあります。
それが、「相性の良い読書家さん」です。
下の画像に書いてある通り、登録した本に応じて自動で出力されるようです。

相性が一番高い人が現時点で22%なので、100%の相性の人を見つけたいですね。
しかし私は、特撮関連の本だけでなく、特に興味が無くても、知り合いがいらなくなった本をとりあえず貰って読んでから売りに行くという事をやったりしているので、そういうのが積み重なっていくと余計に相性の高い人はいなくなっていくと思います。
感想を投稿すると相性の精度が上がるらしいのですが、文章の内容からその人の趣向みたいなのをくみ取れるAIでも搭載されているんでしょうか?
そもそも論として、相性の高い人を見つけるSNSではないので、そこまで重要視していませんが。
ブクログアプリで読書環境は変わったか?
変わりましたね。
積極的に本を読むようになったと言うのはありますし、本棚を探らなくても自分が持っている本を手元のスマホでサラサラッと把握することができるので、かなりよくなったと思います。
共読機能で他の人の感想も読めるのも楽しいです。
中には、一言だけで済んでいたり、ただのメモ書きで終わっている感想もあったりで、そういうときは少し肩透かしになるんですが、私はできることならちゃんと感想を書いておいた方が、それを読む人も楽しいだろうなと思って、なるべくちゃんと書くようにしています。
気になった方は私の読書メーターをお気に入り登録して一緒に読書ライフを楽しんでみませんか?