超宇宙刑事ギャバンインフィニティ #16「宇宙特急大暴走」感想

超宇宙刑事ギャバンインフィニティ #16「宇宙特急大暴走」感想

2026年6月8日

今日は「超宇宙刑事ギャバンインフィニティ」の第16話の感想を書きます。

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第16話「宇宙特急大暴走」

放送日は2026年5月31日。

今回のお話は、ギャバリオンエクスプレスが初登場するお披露目回ですが、全編に渡って巨大メカが大活躍する超娯楽回だったと思います。

基本的に、この手の特撮ヒーローに登場する巨大メカって、何か強い敵を倒すための対抗手段として作られたりするので、必然的にお話の内容も戦いをメインとしたものになりがちなんですが、今回はもともと存在する乗り物がトラブルを起こして、それで発生するであろう大災害を防ぐためにギャバンたちが活躍するという内容になっており、実に「サンダーバード」のマインドを感じましたね。

特撮番組に一時代を築き、定期的に再放送されてきたサンダーバードも、平成末期から令和に入ってから、すっかり存在感の薄い番組になってしまったわけですが、サンダーバードで描かれた人命救助という要素は、戦い以外の方法でメカを活躍させるための最適解として60年を超えた現代でも通用するものだと思っています。

ネガエモルギーの暴走という、ギャバンインフィニティの基本フォーマットから外れることなく、それでいてギャバンたちの戦いよりもメカの活躍に焦点が当たるような物語構成になっているところも凄かったですね。加えて、ギャバン・ダイヤグラムという個性的なギャバンを登場させることで、ギャバンたちの活躍が取って付けたようなものにならず、一つの見所として成立しているというところもよかったです。

エクスプレスギャバリオンの存在を成立させるための世界観設定が、強引と言えば強引なんですが、過酷な自然環境や宇宙的な災害を克服するために、人類全てをデータ化した地球、というのは昨今のメタバースに通じるものがあって、面白いと思う反面、「これ、データサーバが壊れたら全員死ぬじゃん?」という不安も生まれてくるわけです。

そういう不安を抱きながら観ていたら、今回の事件の内容が、宇宙の鉄道を管理していた人工知能が、完璧な運行を実現するために、エクスプレスギャバリオンをデータサーバーに突っ込ませて破壊し、人類を絶滅させる、というズバリそのものになっており、これまでに登場したどの犯罪者よりも規模の大きい犯罪をしようとしていて恐ろしいですね。

しかし、ギャバンインフィニティ特有の、複数の地球が並行世界に存在する多元地球という世界観だと、人類が絶滅しても、「他の地球は無事だから大丈夫だね」という気分になってきて、命を軽く考えてしまいそうになるので、よくないですね。

前述の通り、今回の多元地球は、過酷な環境を克服するために人類が全てデータ化された世界なので、資料課のヒロインであるアギが、自らをデータ化して電脳世界に入って活躍します。
電脳世界の雰囲気がマクー空間っぽかったので、マクー空間のCGを流用しているんだなぁと思って観ていたら、電脳マクー空間というすごいそのまんまな名前が出てきて、ちょっと面白かったです。

しかし、列車の運行のために感情という不安定な物を持っている人類を絶滅させようとする犯人に対して、同じく人類に作られた人工知能であるアギが、感情があるからこそ、誰かの為に傷ついたり寄り添ったりできる、と説得する場面は、これまでの物語の回想シーンも手伝って、とても良かったと思います。

そして極めつけのクライマックスは、エクスプレスギャバリオンの衝突阻止の場面。
3体のコスモギャバリオンが登場して、エクスプレスギャバリオンを受け止めるためのバリケードを設置する場面は、量産型のロボットであるからこそ描くことができる映像です。
設定上はコスモギャバリオンって沢山あるのに、ロボットモードで複数登場するところは第10話でしか観たことがないので、かなり興奮しました。

そもそも、コスモギャバリオンをロボットモードに変形させること自体が最高議長の承認を必要とするので、そう易々と出せないという事情はあるんでしょうけど、今回ばかりは全人類の危機なので、ロボットモードを3体も出動させるのは、むしろそれくらいしないとダメな状況だったということでしょう。

ちょっとヘンというか面白かったのは、バリケードに突っ込んで来るエクスプレスギャバリオンに対してロボットモードのコスモギャバリオンが小さすぎることです。
迫力を出すためにわざとやってるのはわかるんですけど、スーパー戦隊シリーズでも、合体前のロボと合体後のロボの大きさが怪人に対して同じだったりした事は頻繁にあったので、ある種の伝統ということで流せるかもしれません。(それにしてはエクスプレスギャバリオンがデカすぎるんですが)

ラストは、アギがお団子をお土産に貰ってくるけど、全てがデータ化された世界なので、玲慈たちは食べることができなくて悔しがる、というオチで終わりました。
一見するとギャグっぽい終わり方で面白く見えるかもしれませんが、味とか食感はどうなっているのか気になります。
誰が食べても美味しいと感じるように調整されたステータスで構成されているのかもしれませんし、製造工程で微妙に異なるように乱数調整が行われているのかもしれませんが、この世界の住人はデータ化された世界に閉じ込められて生きているのかと思うと、なんだか切なくなってきますね。

次回は遂に、エクスプレスギャバリオンとコスモギャバリオンが合体!!
コスモギャバリオンACE-GOが登場します。
胸に機関車の先端がくっついて、ヒロイックな見た目になります。
どんな風に活躍するのか楽しみですね。

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ヒーロー・アイテム、登場・使用回数表

弩城 怜慈(第1~16話登場)

ギャバンインフィニティ(第1~16話登場)

哀哭院 刹那(第1~5,7,8,12,14話登場)

ギャバンブシドー(第1~2,5,7,8,10,12,14話登場)

祝 喜輝(第3,5,6,7,9,10,13,14話登場)

ギャバンルミナス(第3,6,9,13話登場)

風波 駆無(第10~14,16話登場)

ギャバン・ライヤ(第10~14話登場)

巨大メカ

巨大ロボ

御蔭 哲真(第14話登場)

デスギャバン(第2,7,14話登場)

デスギャバン巨大メカ