今回は仮面ライダーシリーズについてお話しします。
仮面ライダー。おそらく、現代日本で一番知名度のある変身ヒーローではないでしょうか?
特撮ヒーローと言えば真っ先に仮面ライダーを思い浮かべる人が多いと思います。
私が「特撮ヒーローが好きです」と言うと、大体の人が「あぁ、仮面ライダーね」と言います。
私は特撮が好きなのであって、決して仮面ライダーだけが好きなわけではないのですが、相手の認識では特撮ヒーロー=仮面ライダーなので、モニョモニョした気持ちを抑えながら「仮面ライダー大好きです!!」と返すことにしています。
そう答えると、口から出た誠(まこと)というか、本当に仮面ライダーが好きな人として認識されてしまいそうで、心の中のウルトラマンやスーパー戦隊の皆さんに大変申し訳ない気持ちになるのですが、それはただの考え過ぎというものです。
誰も気にしてませんし、私自身も一晩経ったら忘れます。

目次
仮面ライダーシリーズとは?
変身ベルトの機能で強化服を身に着け、専用のオートバイを操り、ライダーキック等の必殺技で悪の怪人をやっつけるヒーローです。
ある一定の動作を行うことで変身を促す変身ポーズという要素を、メイン視聴者である児童が真似することで人気になり、70年代の変身ヒーローブームを巻き起こした立役者です。
後々に放送された数々の変身ヒーロー達は、この仮面ライダーを見本に作られたと言っても過言ではありません。
現代では、毎週日曜の朝9:00から放送しており、9月頃に放送を開始し、翌年の8月末に放送を終了するというルーチンです。
7月~8月の夏休みシーズンに劇場版が公開されるのも特徴です。
一定の型に捉われないシリーズ
前回、ウルトラマン編を書いたときに、「仮面ライダーは敵組織が固定なので、その分敵キャラクターの自由度が少ない」とか言いました。
これは、ある意味正しいと言えば正しいし、間違っていると言えば間違いです。
中途半端な言い方になってしまってすみません。
敵組織が固定でキャラクターの自由度が低いのは物語中における話運びであって、基本設定の部分は、ウルトラマンやスーパー戦隊よりも自由度が高いです。
と、いうのも、仮面ライダーの定義って、主役が変身ベルトを腰に巻いて変身して飛び蹴りで怪人を倒してさえいればOK・・・みたいなハードルの低さをしているので、それさえ守っていれば後は何しても自由みたいなところがあるからです。
それ言い出すとスーパー戦隊シリーズも、色違いの5人が力を合わせて戦って、番組の最後に巨大ロボが出てきて敵をやっつけたら成立するので似たような気もするんですが、それでも戦隊ってある一定のラインを逸脱することは無いんですよ。
でも、仮面ライダーは、まずデザイン面にしても設定面にしても「え?これ仮面ライダーなの?」って言いたくなるくらい定義がブレブレなんです。
具体的な話をすると長くなるので割愛しますが、ざっくり言うとシリーズ自体に「どうせこうなるんでしょ?」というワンパターン感が無いとも言えます。
言い換えれば、シリーズとしてピーキー過ぎるので、好き嫌いが激しく分かれるのは確かです。
私個人的にも、スーパー戦隊なら多少好き嫌いがあっても許容できるのですが、仮面ライダーに関しては「ちょっとこれはねぇ・・・」と言いたくなる作品があったりなかったりします。
少年マンガ的なノリで楽しめるライブ感
人気に応じて路線変更したり、トーナメント形式の戦いがはじまる少年マンガ。
そんなノリで製作されるのが仮面ライダーシリーズの特徴とも言えます。
脚本家が俳優さんの演技や雰囲気に合わせて、当初の予定とは違ったキャラクター造形に変化したり、世間の情勢を取り入れて物語の展開が変わったり。
一貫性が無いと言えば無いのですが、予定調和的に収束する事なく、視聴者の想像を超えた展開を見せていく作風は、リアルタイムで他の視聴者と一緒になって盛り上がれる要素であると言えます。
勿論、ライブ感なので、いつのまにか有耶無耶になったままフェードアウトした重要な設定もあったりしてヤキモキすることもあるのですが、それも放送から十何年と経てば、「そういえばアレ、なんだったんだろうね(笑)」てな感じで、よい思い出になります。
仮面ライダーシリーズのオススメ作品3選!!
さて、仮面ライダーが気になってきた方もいるかと思いますが、シリーズが沢山あるので、どれを観ようか迷っていると思います。
勿論、気になっている作品を観ればよいのですが、前述の通り仮面ライダーはピーキーなシリーズなので、ちょっと初心者にオススメしずらい作品もあったりします。
なので、私の方からこれは無難じゃないかな、というものをピックアップしますので、是非参考にして欲しいです。
その1「仮面ライダークウガ」

仮面ライダークウガとは?
仮面ライダーの基本形と言えばコレ!!仮面ライダークウガです!!
2025年現在で放送25周年を迎え、「仮面ライダークウガ展」も開催されている話題の作品でもあります。
この仮面ライダークウガは、仮面ライダーシリーズの中の伝説であるとともに、特撮ヒーローの歴史においても伝説のような作品であると言えます。
何故かと言うと、変身ヒーローモノで陳腐化しているご都合主義的な要素に説得力を持たせているところです。
皆さんは、変身ヒーローモノを観ていて、いつの日かこんな事を考えるようになった事はないでしょうか?
Q1、どうして悪の組織は東京周辺にしか現れないの?
Q2、どうして悪の組織は1体ずつしか怪人を送り込んでこないの?
などなど・・・。
東京で製作してるロケ的な都合とか、作劇上の都合とか、そういう大人の事情があるんですが、それに対して仮面ライダークウガは次のような設定を用意しました。
A1、悪の組織が東京にアジトを構え、東京周辺で活動するから
A2、悪の組織は、一人の怪人が何人の人間を殺せるか、殺人ゲームに興じているから
特に殺人ゲームという設定が秀逸です。
ゲームで殺人を行う恐ろしい怪人たち
怪人たちが行う殺人ゲームは、劇中ではゲゲルと言われていますが、ここではわかりやすく殺人ゲームという言葉で説明します。
これも、ただ怪人が人を殺してるだけのワンパターンな図にならないように、各怪人が自分の設定したルールに基づいて殺人を行う、という形で怪人別の特徴による住み分けがされていました。
また、一人の怪人が殺人ゲームを行っている間は、他の怪人は人を殺してはいけない、というのが組織内で決められており、これによって必然的に仮面ライダー対怪人の1対1の構図ができあがるのです。
怪人の殺害方法も非常に不気味で、超高高度から毒針を発射して人を殺害する(第7~8話登場のメ・バヂズ・バ)とか、トラックで袋小路に追い込んでバックで圧死させる(第15~16話登場のメ・ギャリド・ギ)など、視聴者の恐怖心を煽る残酷な方法で行われており、大変印象に残ります。
ちなみに今話題にあげた二人の怪人は、後で観直して印象に残った怪人ではなく、本放送で純粋に怖いと思った怪人です。
大人になってから観直すとそうでもない怪人でも、クウガの怪人は大人になってから観ても怖いですね~。
時間と場所に焦点を当てた臨場感のある展開
後続の仮面ライダーシリーズでは無くなる要素ではありますが、仮面ライダークウガは時間と場所を丁寧に描写しています。
何時に事件が起きて、怪人がどこからどこへ移動して、仮面ライダーがいつ到着するか・・・など、割と他の特撮ヒーローだと有耶無耶にしがちな地理的な要素を劇中で扱っており、リアルな印象を感じます。
もっとも、私は東京の土地勘が無いので、地名が出てきてもよくわからないのですが、東京に住んでいる人だったら、かなり楽しめるんじゃないでしょうか。
いつもギリギリの戦いを強いられる仮面ライダークウガ
仮面ライダークウガといえば、主人公の苦闘も印象的です。
仮面ライダークウガは決して強くてカッコイイだけのヒーローではありません。
自分でも理解できていない仮面ライダーとしての能力を探り探り身に着け、その能力を上手く発揮できないが故に毎回のように致命傷を受け、瀕死の状態から蘇り、怪人の一瞬の隙をついて辛くも勝利を収める、というのがクウガの作劇の特徴です。
この動画なんかを観て貰えばわかると思いますが、なんか想像しているようなヒーローアクションじゃなくて、本気のケンカみたいになってますからね。
観てる視聴者が心配になるほど、毎回のように死にかけるので、本当ハラハラします。
多分、観るのがツライ人もいるかもしれませんが、だからこそクウガが怪人を倒したときの安堵感は並々ならぬものがあります。
これは別の怪人との戦いの場面ですが、勝つときはほとんど一瞬で勝負が付くのもクウガの面白いところです。
ヒーローの活躍する時間が短いとメイン視聴者のお子さんは退屈かもしれませんが、このピリついた空気感にシビれていた方もきっと沢山いるんじゃないかと思います。
特撮ヒーローとか変身ヒーローとか、そういったモノを超越した作品、それが仮面ライダークウガなのです。
なんと、YouTubeの公式チャンネル「東映特撮YOUTUBE OFFICIAL」なら、歴代仮面ライダーシリーズの第1話と第2話がいつでも無料で観られます。
気になってきた人は、平成仮面ライダーの時代をゼロからはじめてみませんか!?
その2「仮面ライダーW(ダブル)」

仮面ライダーWとは?
仮面ライダーW。それは、二人で一人の仮面ライダーであり、探偵ヒーローです。
架空の町”風都(ふうと)”で探偵事務所を開いているハードボイルド名探偵、左翔太郎(ひだり しょうたろう)が、相棒の少年フィリップと共に、街で起こる怪事件を解決していくというのが、大体のあらすじです。
菅田将暉のデビュー作と言った方が話は速いでしょう。
怪人に焦点を当てたスタイルの作風
仮面ライダーというと、昭和シリーズの頃は、どんな怪人が登場して、どんな特殊能力を使うのか?という要素も子供たちにウケた要因でした。
しかし、平成になってくると、ストーリー展開を優先して怪人の扱いが二の次になってくると言うか、「別にこの話、その怪人じゃなくてもいいよね?」と言いたくなるような事が増えてきます。
確かに、空を飛べる怪人なら空中から攻撃してくるとか、クモの怪人なら糸を使って攻撃してくる、とかモチーフになっている動物の能力を活かした戦い方はするんですが、それがストーリー上ではあまり活かされない事が多いです。
しかし、仮面ライダーWは、怪人が事件の犯人であり、怪人の特殊能力がトリックになり、最終的に怪人に変身していたゲストキャラクターが事件を起こすに至るまでのバックボーンまで描写されるので、探偵モノとしての要素が結果的に昭和シリーズのように怪人に焦点を当てた作風として成立しており、大変、見応えがあります。
個人的に印象に残っているのは第33話、第34話に登場するイエスタデイ・ドーパントです。
この怪人の能力は結構面白かったので、これから仮面ライダーWを観ようという方は、楽しみにしていてください。
フォームチェンジの扱いも上手い
仮面ライダーの定番と言えば、状況に合わせて能力を変化させるフォームチェンジです。
定番と言っても、仮面ライダーW以前はフォームチェンジを取り入れているライダーはあまりいなくて、どちらかと言えば本作から本格的に定番化していく要素なんですが、仮面ライダーWはとにかくフォームチェンジの使い方が上手いです。
仮面ライダーWはハーフチェンジと言って、右半身と左半身にそれぞれ別々の能力を付与することができるんですが、この左右の組み合わせに応じて戦い方が変わる、という面白い特徴をしています。
仮面ライダーWのフォームチェンジについて説明するのに、丁度いい動画があったので観て欲しいです。
動画がはじまった直後は、右半身が金色で、左半身が銀色をしています。
金色の右半身は、身体や武器をグニャグニャ曲げて攻撃することができる能力を持っており、銀色の左半身は、金属の防御力を身に着け、専用の棒状の武器を操ることができる能力を持っています。
この、金と銀の状態では、武器をグニャグニャ伸ばして鞭のようにして怪人を攻撃しています。
ところが、途中で右半身が赤くなると、炎の能力が付与されるので、パンチの度に炎が燃えるようになり、必殺技でも棒状の武器に炎を纏って攻撃できるようになります。
こんな風に左右の身体の色によって、どんな攻撃ができるのかが目に見えてわかりやすいので、今回はどのフォームでどんな必殺技を使うのか?というのも見所の一つでした。
仮面ライダーWよりも後に放送された仮面ライダーは、フォームチェンジの数が多くなりすぎて、結局なにがどうなってるのかよくわからなくなってくるので、少ないフォーム数で最後までうまくやりくりした仮面ライダーWは初見の方でも楽しめると思います。
人情モノの要素があり、毎回の読後感が良い
仮面ライダーって、戦隊モノを観なくなった男の子が次にハマるヒーロー番組として、少し高い年齢層を狙っているので、内容がシリアスに寄りやすい傾向にあります。
見応えはあるんですが、気が重いです。
そんな中で仮面ライダーWは、探偵モノの要素が上手く作用して、人情ドラマとして観ることもできます。
ゲストキャラクターは怪人に変身して事件を起こすわけですが、絶対的な悪人というわけではなく、何かを愛するが故に悪事に手を染めてしまった、暴走した善人として描かれます。(たまにトンでもない悪人もいますが)
仮面ライダーWが怪人を倒すことでゲストキャラクターが浄化され、説得によって改心するパターンが多く、いい物を観た気分にさせてくれます。
第42話のラストなんかはいい締め方で終わってよかったですし、パワーアップ回の第32話や敵組織の親玉と決戦する第46話、その後の裏ボスの登場回である第48話ですら、人間の温かさを描く人情ドラマとしての作風を一貫して貫いた、まさに名作と言えるでしょう。
仮面ライダーWを最後まで観たとき、きっとあなたも自分自身や他人の弱さを愛せるハードボイルド名探偵になれるはずです。
なんと、仮面ライダーWもクウガ同様に、「東映特撮YOUTUBE OFFICIAL」で、第1話と第2話を観ることができます。
仮面ライダーWと相乗りする勇気は、あなたにあるでしょうか?
その3「仮面ライダーBLACK」

仮面ライダーBLACKとは?
いきなり古い仮面ライダーの話になってしまい恐縮ですが、3つ目にオススメしたいのは仮面ライダーBLACKです。
先ほど紹介したクウガやWは、平成仮面ライダーシリーズというカテゴリーになるのですが、平成シリーズって2話完結という物語の構成上、毎回いいところで終わるんですよ。
後編の方が解決回になるので、そこで一旦区切りが付くといえばそうなんですが、どうせなら1話完結でサクッと観たいですよね。
そこで丁度いいのが、仮面ライダーBLACKなわけです。
BLACKは1話完結なので、軽い気持ちでパッと観たら、サクッと終わるので、よいかと思います。
アクションがスピーディ!
仮面ライダーBLACKはアクションがスゴイんです。
トランポリンを駆使した宙返りを多く多用した、スピーディでしなやかな肉体的な強さが特徴的です。
平成仮面ライダーシリーズになると、そもそもの仮面ライダーの衣装が重くなってジャンプアクションに向かなくなるので、ドシッとした重たいアクションがメインになっていくんですが、それらと対照的なのが仮面ライダーBLACKです。
最近の仮面ライダーのようにパワーアップしたり武器を使ったりしないので、ちょっと物足りないかもしれませんが、仮面ライダーBLACKのカッコよさの前では多分そこまで気にならないでしょう。
怪人がグロテスク!!
仮面ライダーBLACKは、敵怪人のリアルな造形も見所です。
実在する動物たちが、そのまま人間のプロポーションに変化したような姿が特徴的です。
独特なデザインや面白さは無いのですが、「よくぞここまで気持ち悪く作ったな~」と感心するくらいリアルです。
特に、第4話に登場するノミ怪人や、第38話に登場するネズミ怪人など、一般的に害虫・害獣として扱われている生き物がモチーフの怪人なんかは、なんだか本当にアブナイ病原菌を媒介してそうな気味の悪さを醸し出しており、得体のしれない恐ろしさを感じます。
1話完結だけど、縦軸の連続ストーリー要素もあり楽しめる!!!
ストーリー重視の平成仮面ライダーに比べると、割と1話完結の見やすいヒーロー番組の仮面ライダーBLACKですが、中盤から、ある種の連続ストーリー的な趣も見せてきます。
それが、宿命のライバル「シャドームーン」です。
銀色の仮面ライダーのような姿をしたキャラクターで、仮面ライダーBLACKと対になる双子なのですが、BLACKとシャドームーンのどちらか勝った方が次世代の王になるという関係性にあります。
双子の兄弟なので、BLACKは戦いたくないのですが、シャドームーンはBLACKを倒して王の座を得たい、という野望を持っており、この構図が物語をクライマックスに向けて盛り上げていくのです。
ちょっと最後はかなりビターな終わり方をしますが、割と見応えのある番組だと思うので、是非とも楽しんで欲しいと思います。
もちろん、平成仮面ライダーだけでなく、昭和仮面ライダーの第1話、第2話も公式Youtubeで配信されているので、参考に観てみてくださいね。
さいごに
いかがだったでしょうか?
この記事を読んで、仮面ライダーを観てみようかなと思ってもらえたら嬉しいです。
今回もオススメ作品を三作品紹介しましたが、ウルトラマン同様に無難なチョイスになったと思います。
私が無難な作品ばかり紹介したがるのは、仮面ライダーを知らない人が抱いている「仮面ライダーってこういう番組でしょ?」という気持ちから逸脱したくないからです。
実際問題、想像と違う仮面ライダーだったとしても「へぇ、仮面ライダーってこういう番組なんだ~」で済むと思うし、多分、観てる方もそこまで想像通りの仮面ライダーじゃなくても別にいいハズなんですが、今回の記事で何回も言っているように、仮面ライダーってピーキー過ぎるシリーズなので、それが悪い方に行く場合もあるんじゃないかな、っていうのが最大の心配です。
仮面ライダーは確かに人気のあるシリーズではあるんですが、やはりどこか様式美というか、毎年のように観ているファンなら「これはこういうもの」として楽しめる反面、何も知らない人が観ると「なんでこうなるの?」と言いたくなるような展開もあるんじゃないかと思っています。
視聴者の関心を惹くために人間関係をギクシャクさせる傾向が強いと言うか、ファンの間では「仮面ライダーは人の話を聞かない(笑)」とか茶化して楽しむ部分なんですが、多分、そういうのって普通の人が観たら「なんでそうなるんだ?」って真っ先に言いたくなるところだと思います。
また、これは仕方ない側面もあるんですが、バンダイがおもちゃを売るために、いろんなパワーアップアイテムを劇中で消化しなければいけない販促ノルマもあって、フォームチェンジが湯水のように沸いてきて、使い捨てのようにフェードアウトすることも多々あり。
これはこれで、ファンの間で「1回しか使われなかったフォーム(笑)」みたいな感じでネタにして盛り上がったりするんですが、当然、普通の人が観れば「あの時手に入れたアイテムがあれば勝てるんじゃないの?」みたいな気分になるかもしれません。
この記事を読んでいる人が、わざわざ変身ベルトを購入して遊ぶとか、そういうことは無いかもしれませんが、どうせなら、子供の頃の気持ちに戻って「自分も仮面ライダーに変身したい!!」と純粋な目で楽しんで欲しいという気持ちが強いからこそ、変身アイテムやフォームチェンジの描写が上手い番組を観て欲しいんです。
もしかしたら私が気にし過ぎなだけかもしれませんが、細かい事を気にしない人なら、もっといろんな仮面ライダーを楽しめるかもしれません。
なんか熱が入りすぎて不平不満みたいになってしまいましたけど、この記事を読んだ皆さんには、どうか是非とも、自分だけの仮面ライダーを見つけて、いつまでも大事にして欲しいです。
次回は、スーパー戦隊シリーズについて、お話したいと思います。