前回の仮面ライダーゼッツは・・・
目次
Case6「封じる」

Case1から夢の中にたびたび現れる謎のヒロイン”ねむ”の謎が明らかにされる回の前編です。
放送日は2025年10月12日
同日放送のナンバーワン戦隊ゴジュウジャーは、長らく物語を引っ張ってきていた灰色の目の男こと、”玲”を中心にした陸王や角乃の因縁が解決する第34話「散ずる戦禍、灰色の輝き」でした。
テガソードも最強形態にパワーアップする大イベント回でしたが、ゼッツの謎はこれからはじまっていくぞ!!
物語
今回の夢は、監獄に閉じ込められたねむと、その両親を脱出させるミッション。
次々と襲い掛かるトラップを、カプセムの能力で突破していく莫の活躍が面白いです。
カプセムの力は変身しなくても使う事ができるんですね。
インパクトで3人を抱えて大ジャンプしたり、ストリームで降り注ぐ針の雨を吹き飛ばしたりします。
トラップの数々が、TVゲームに出てくるようなどういう原理で動いてるのかよくわからないものばかりなんですが、それが却って夢の中の出来事であることを物語っているようで、何が出てきても腑に落ちるというか、納得感のある構成ですね。(仮面ライダーなので、夢の中の出来事じゃなくても腑に落ちますが)
また、監獄からの脱出ミッションと言っても、夢の中の出来事なので、莫は夢の監獄と現実世界を行ったり来たりしながら謎を解き明かしていきます。
まるで、TVゲームを中断したり再開しているみたいで、視聴者が日常に触れているものに近いと言うか、そんな感じがして面白いですね。
本来なら、監獄の中と外で別のキャラクターが進める工程を、主人公1人だけで両方進めることができるので、大活躍です。
それに、監獄の中ばかりだと鬱屈して楽しく感じなかったかもしれません。
ナイトメア
今回は、右腕にチェーンソー、左腕にメカハンドを携えたロボットのような姿をしたプリズンナイトメアが登場します。
夢の中の出来事なので、怪人デザインに共通項はあまりなく、自由ですね。
下半身にペンキをぶちまけたような配色があるのが唯一の共通点でしょうか。
胴体から平べったい頭部が生えていて、一見するとちゃんとした形をしているように見えるんですが、頭部のてっぺんが黒く塗りつぶされた平面状をしているので、まるで首を斬り落とされた人間のようにも見えて、なんとなくスプラッターな雰囲気も感じます。
監獄内に設置されていたトラップを呼び出す能力でゼッツを苦しめますが、なんとコイツ、ナイトメアではなく、ソウルイビルという別のタイプの怪人でした。
実は、本来のプリズンナイトメアは、ねむたちを閉じ込めていた監獄そのものだったのです。
三角コーンをさかさまにしたような形状をした監獄から手足が生えて歩き出す姿は恐ろしいの一言。
ナイトメアの特徴がなんとなく把握できたところでいきなり変化球を入れ込んでくるとは恐れ入ります。
次回、どうやってこの巨大なナイトメアを倒すのか楽しみです。
アクション
今回はテクノロムマシーナリーに変身!!
左腕についたメカハンドで、ソウルイビルの腕を破壊しましたが、必殺技を使えば、ソウルイビル自身をそのまま握りつぶすこともできます。
メカハンドはアームを伸ばして天井を掴めば、ウインチのように使うこともできるので、トランスフォームカプセムに近い扱いみたいですね。
また、今回はブレイカムゼッツァーの剣モードも大活躍。
どこからともなく飛んできてソウルイビルの背後からの攻撃を防いだり、必殺技”ブレイカムスラッシュ”も初お披露目!!
今回はマシーナリーカプセムを装填することで、複数のソウルイビルが投げ飛ばす左腕を絡めとるようにして一箇所にまとめて、そのまま叩き斬って破壊するという面白い描写が観られました。
同じ必殺技でも、装填するカプセムによって効果が変わる仕組みみたいですね、是非いろんなカプセムの追加効果も観てみたいですが・・・、初期アイテムは物語が進むにつれてどんどん使われなくなる傾向にあるので、どれくらい活躍できるかソワソワしますね。
次回の仮面ライダーゼッツは・・・
つづく

