仮面ライダーゼッツ 33話「現る」感想

仮面ライダーゼッツ 33話「現る」感想

2026年7月25日

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Case33「現る」

放送日は2026年5月3日。

同日放送の超宇宙刑事ギャバンインフィニティは、ギャバン・ライヤとギャバン・ブシドーが初めて出会う第12話「武士と忍者」でした。

物語

今回は、ゼッツの最強フォームであるエクスドリームが初登場する回ですが、顔見せ程度の登場しかせず、本格的な活躍は次回に持ち越しになってしまっています。

そもそも、前回のラストで変身ベルトが破壊されているので、ゼッツ自体登場することができません。
それだけならまだしも、ノクスやドォーンなど他のライダーも変身しないので、番組の一番の目玉であるヒーローがほぼ不在という珍しい回だったと言えます。

自分が子供だったら、ちょっと退屈に感じたかもしれませんが、エクスドリームが登場するまでのくだりはなかなか面白かったです。

ナイトメアの攻撃で重症を負った莫が、昏睡状態で見た夢の世界で変身ベルトを修理・改造して、19年かけてエクスドリームドライバーを完成させるという超大仕事でした。
ちょっと気になるのは、この回の放送日は2026年5月3日なのに、ゼッツルームの電光掲示板に表示されている日付は、Oct.21.2045になっていて、なんだかすごい中途半端です。
ゼッツの第1話放送日の20年後というわけでもないし、仮面ライダーの歴史の中で10月21日に何かがあったかというとそうでも無さそうです。
特に意味のある日付じゃないのかもしれないんですが、特撮ヒーロー番組の劇中で起こった出来事って、基本的にその回が放送された日であるという謎の暗黙の了解があって、それに当てはめて考えると、ゼッツの世界って、第24話ラストまでが予知夢の中の話だったので、第25話時点でも第1話放送日である9月7日頃であると仮定できるんですよ。
で、第25話から今回の放送までが8話(=8週間)なので、単純計算で11月上旬になるはずですが、前後編でも時系列が直接つながっていて1週間経っていない回とかもあるはずなので、それで考えるとゼッツの世界はまだ10月21日であると結論づけることができます。

もう少しちゃんと詰めて考えれば、10月21日である必然性まで用意できるかもしれませんが、ちょっと面倒臭いし、それを特定できたからといって何かあるわけでもないのでやめときます。
(そもそもこの記事を書いているのが、本放送からかなり遅れた7月23日なので、既に別の方が答えを出しているでしょうし)

でも、そう考えるとゼッツの世界ってまだ10月なんですね。
富士見さんもロングコート着てるし、多分寒いんだと思います。
(2025年の10月はギリ暖かかったですけど)

アクション

今回は仮面ライダーが数秒しか登場しませんが、ナイトメアが2体も登場します。
モウルドナイトメアとデスゲームナイトメアです。
夢主の悪夢から出てきたわけじゃなくて、牢獄にいた奴らが強引に現実世界に出てきただけみたいですね。
デスゲームナイトメアって、建物や家具を自由自在に操って、もの凄い強かった印象があるので、なかなか最適な人選だと思うんですが、現実世界だと夢の中のような事ができなくて、殴るか身体のトゲを飛ばすくらいしかできないので、相対的に弱体化してしまってますよね。
再生怪人のセオリーと言うヤツですね。

視聴者の感覚と劇中の登場人物の感覚で差があるんですが、現実世界ではナイトメアがはじめて現実世界に現れたらしいことが富士見さんのセリフでわかります。
そう考えたら結構被害甚大ですね。

今回は莫がゼッツに変身できない分、生身での格闘シーンが多いのも特徴です。
富士見さんがデスゲームナイトメアを背負い投げしたり、美浪がなすかの銃を持ち出して、なかなかの精度で連射するなど面白い戦いが楽しめます。
美浪が銃を撃つ場面はちょっと意外なんですが、エージェントなのであれくらいは余裕なのでしょう。

まとめ

今回は、ゼッツのかっこいい活躍よりも、莫が長い時間をかけてベルトを修理する場面が見所満載でした。
ゼッツルームに備え付けられていた工具。おそらく、マシンゼロイダーをメンテナンスするために用意されていたものだと思うんですが、これらを駆使してベルトを分解する場面は今までの仮面ライダーシリーズでもなかなか無かったので新鮮でした。

夢の中に、次々に現れては莫に、そんな事をしても無駄だと声をかける仲間たちの姿は、莫が自分自身に対して思っている本心なのかもしれません。
夢の中で莫だけが歳を取っていき、それを見守る仲間たちは今のままの姿をしているところに、莫の孤独を感じて良いですね。
思えば、ゼッツは前作ガヴにおけるヴァレンだったり、前々作ガッチャードにおけるマジェードのような相棒とも言えるライダーがいない、孤独なライダーです。
ノクスも敵対していないだけで、別に完全に味方なわけじゃないですからね。
協力してくれる仲間たちはいても、彼らは戦力になりませんし。

今回のゼッツは、誰に何を言われてもやり続ける事、時間をかけて取り組み続ける事を体現するメッセージ性を感じました。
今回だけでなく、仮面ライダーゼッツという番組全体からも感じます。

画面をスワイプし続けるだけで延々とドーパミンを満たせるショート動画や、課金さえすればガチャを回せるソシャゲなど、簡単に快楽を得ることができる現代社会において、2クールもかけた壮大な夢オチ展開を見せつけ、そして今回は1話限りの展開とは言え、主人公が長い年月をかけて変身アイテムを修理するという、とにかくスグに終わらない事を強調していると言えます。

変身ベルトを修理する場面なんかは、遊んでいるおもちゃが壊れたら、自分で直してまた遊ぼうというメッセージも感じます。長い歳月を経て修理が終わるのも、言うなれば、今できなくてもいつかできる、という事なんでしょう。

莫はとても凄い事をしているのですが、それは自分の夢の中の出来事なので、他の誰にもそのがんばりを知られる事はありません。誰かに見られていなくても、誰かにほめられなくても、それでも自分が信じた物の為に頑張り続ける事ってなかなかできないと思います。

今、仮面ライダーゼッツを応援している子供たちが、また10年後でも20年後でも、ゼッツの事を思い出して「もう1回観てみようかな」と思った時に、第33話を観て、どんな風に感じるか、私はとても楽しみです。

莫がベルトの修理を終えた20年後の未来は、今まさにゼッツを応援している子供たちが大人になった後の世界ということなんですよね。

つづく

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フォーム・アイテム使用回数表

仮面ライダーゼッツ(Case1~33登場)

ノクスナイト(Case12~14,16登場)

仮面ライダーノクス(Case16~18,20~23,29登場)

ロードファイブ(Case20,21登場)

ロードシックス(Case21,22,26,27登場)

ロードスリー(Case24登場)

仮面ライダードォーン(Case26~29登場)