はじめに
2025年がはじまりました。
新年がはじまると、何かと「今年はこんな事をやってみたい」なんていろいろ思い浮かべるものですが、
私個人の目標としては、”ちゃんと手帳を使う”っていうところですかね。
昨年2024年も、手帳をはじめてみようと思って購入したんですが、長く続かなくて、たまに思い出したように書いたりしてたんですが、そんな風にやっていると当然、手帳を上手く使いこなせるわけもなく、結局なんとなく1年を終えてしまいました。
そんな折、昨年12月にフラフラと本屋を散策していた時に見つけたのが、ウルトラマン&怪獣手帳です。
ウルトラマン&怪獣手帳とは?
すごいザックリ言うと、ウルトラマンのデザインがあしらわれた手帳です。

表紙はこの通り。
ブラウン管に映るウルトラマンのシルエットが印刷されたシンプルなデザインです。
ウルトラマンの体色とも言える、赤と銀のツートンが美しいですね。

裏面はこんな感じです。
科学特捜隊のマークと英語名称がプリントされており、まるで科特隊の隊員にでもなったかのような雰囲気ですね。

手帳冒頭のカラーページには、歴代ウルトラマンの簡単な紹介が載っています。
手帳内に掲載されているのはウルトラQ~ネクサスまでのウルトラマンであり、何故かマックス以降のウルトラマンは付録の冊子にまとめられています。
おそらくですが、比較的最近のウルトラマンが掲載されている冊子はお子さんにでもあげちゃってくださいみたいな感じなんですかね。(だとしたら別にQ~マックスの紹介も一冊の冊子にまとめてしまえばいいような気もするんですが)
この手帳、面白いのは、毎日一日毎に、その日に放送されたウルトラシリーズの物語のあらすじが掲載されているところです。

こんな感じです。
もう日記代わりにいろいろ書き込んでしまっていますが、1月1日は初代ウルトラマンの第25話「怪彗星ツイフォン」が放送された日なので、その回のあらすじが掲載されています。
現代の感覚で考えると、お正月はテレビ番組も特番が放送される都合、日常的に放送されているTVシリーズはお休みしたりするものですが、ウルトラマンは当時人気番組だったので、1月1日でも通常放送がされていたというお話です。
ちなみに、翌日1月2日の朝10時からは「ウルトラマン大会」と称して、第2話「侵略者を撃て」と第8話「怪獣無法地帯」が再放送されていたそうです。当時の子供たちはお正月の夜にウルトラマンを観たかと思ったら、翌日の朝にはまたウルトラマンが観られたということで、夢のような時間を過ごせたかと思います。
こんな話も映像ソフトやネット配信が普及して、いつでも過去作品が観られる現代では過去の話です。
ウルトラマン第25話「怪彗星ツイフォン」
ウルトラマン手帳の話から、かなり脱線してしまう、というより別の話になるんですが、前述の通りウルトラマン第25話は1月1日に放送されたエピソードです。
と、いうわけで、自分は一時期、毎年1月1日にウルトラマン第25話を観る習慣を作っていました。
正味25分の番組なので、映画を1本観るよりは簡単ですからね。
そんな習慣も生活環境やライフステージが変わったりしていくうちにやめてしまいましたが、せっかくウルトラマン手帳に書いてある事ですし、久しぶりに観てみようかと思いました。
何回も観ていますが、1本のエピソードとしても正月番組としてもよく出来た1本なんです。
ツイフォンと名付けられた怪彗星が地球に接近し、その影響によって水爆が自然爆発するかもしれないという不安の中、オホーツク海に保管されていた水爆が行方不明になっていた事に気づき、その水爆が爆発してしまうかもしれないというサスペンスが追加される、という正月の放送にしては少々不吉過ぎる内容です。
特に当時は、水爆による第三次世界大戦が起こるのではないかという時期だったので、水爆の脅威はかなり身近なものだった事でしょう。
もっとも、ウルトラマンの放送から60年を迎えようとしている2025年現在でも第三次世界大戦の不安は依然として消えていないのですが、昨今のウルトラマンではそういった世界情勢的な時事ネタはあまり取り扱わなくなりましたね。
怪彗星ツイフォンが最接近を終え、地球から離れた後、今度は複数の怪獣が出現し、科特隊やウルトラマンと戦う事になるわけですが、一連の怪獣プロレスもよくできていました。
怪獣同士が戦っている映像を延々見せられるというわけでもなく、科特隊は怪獣を倒すための策を講じたり、怪獣1匹1匹がそれぞれ違った倒され方をするなど、飽きないつくりになっています。
ゴジラ映画だとたまに、怪獣の格闘シーンが流すぎて飽きる事があったりしたので、いい感じに人間パートも入っている方が私は好きですね。
そうそう、この回のラストで怪彗星ツイフォンが3036年7月2日に地球に衝突することが語られるのですが、その日付もちゃんとウルトラマン&怪獣手帳に書かれています。

とても芸コマです。
第25話の物語は、未来の人類は今では想像もできない科学力でツイフォンの軌道を変え、地球を衝突の危機から救うであろうと締めくくって終わるのですが、2025年の人類はウルトラマン放送当時では想像もできなかった科学で世の中を豊かにしています。
それと同時に、想像もつかない科学を応用して人を騙したり戦争をしているのが、そんな皮肉な話は正月のめでたい日にはひとまず触れないようにしましょう。
おわりに
そんなわけで、ウルトラマン&怪獣手帳2025についてお話しました。
実を言うと、昨年もウルトラマン手帳を探していたのですが、そこまで熱心に探していなかったので、結局買い逃していたんですよね。
偶然にも2025年版を手に入れることができてよかったです。
今年は、この2025年版を活用しながら、ウルトラ楽しい一年間を過ごせればと思います。
まだamazonに在庫があるみたいなので、新年はじまったばかりですし、気になった方は手に入れてみてはいかがでしょうか?