【レビュー】ウルトラマンG Blu-ray BOX【全話感想】

【レビュー】ウルトラマンG Blu-ray BOX【全話感想】

2025年10月5日

数カ月前に、ウルトラマンパワードのBlu-ray BOXのレビューを書いたのを覚えているでしょうか。

【レビュー】ウルトラマンパワード Blu-ray BOX【全話感想】
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この記事が意外と良かったみたいで、2025年10月時点では当ホームページ内で第1位の閲覧数の記事になりました。

いろんな人に見てもらえて嬉しい限りです。

と、言う訳で今回はウルトラマンパワードの相方でもある「ウルトラマンG(グレート)」のBlu-ray BOXについてお話しします。

ウルトラマンパワードのBlu-ray BOXに負けないくらいの熱量で書くので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

ウルトラマンGとは何か?

ウルトラマンG(ウルトラマングレート:ULTRAMAN: towards the future)とは、オーストラリアで製作されたウルトラマンです。

邪悪生命体ゴーデスを追って太陽系にやってきたM78星雲・光の国の戦士。地球での姿は防衛チーム「UMA…
m-78.jp

私にとっては、幼少期に公開された作品ということもあり、ファーストウルトラマンでもあります。

今では考えられませんが、児童誌や食玩、おもちゃのチラシ、テレビゲームでも、グレートが主役を飾っていました。

パッケージ

ウルトラマンG Blu-ray BOX

これがジャケットです。

オーストラリアの大地や岩山をイメージしたかのような茶色いイメージですが、背景には宇宙空間や月面、土星の輪のような模様や、後光、稲妻など、様々な超常現象がテンコ盛りの、神々しささえ感じる絶妙なデザインをしています。

中央のウルトラマングレートは、フィンガービームを発射する前の、左手で右手首を掴む特徴的なポーズをしています。このポーズ一つで、大胆にして繊細なグレートの雰囲気が表現できています。

このジャケ画だけで、幼少期の想い出や、Blu-ray BOXを購入してワクワクしながら開封した、いろんな記憶がよみがえります。良すぎます。

裏面はこんな感じです。

全体的なレイアウトはパワードと同じなんですが、背景にビル街やバルタン星人まで映っていたパワードの密度感のある裏面に比べると、グレートの裏面はいまいち余白が広くてのびのびした大人しい印象を感じます。

パワードのBlu-ray BOXを手に入れる前は最高の裏面だと思っていたんですが・・・、見劣りしてしまいますね。

お次は背表紙です。

ウルトラマンパワードのBlu-ray BOX同様にタイトルロゴを分解して縦読みに並べ直したものなんですが、パースのついていたパワードのロゴに比べると、グレートのロゴは最初の”ウ”と最後の”G”にしかパースが付いていない都合、縦書きに並べ直してもあまり違和感がありません。

よく見ると、ウルトラマンGのタイトルロゴに使われている”ウルトラマン”の文字って、初代ウルトラマンみたいに曲線を主体にしたものに先祖帰りしてますね。

ウルトラシリーズのロゴって、70年代から鋭角的なデザインが取り入れられはじめて、80年代になるころにはカクカクでトキントキンな雰囲気になってくるので、柔らかい印象のあるグレートのロゴは、これはこれで新鮮に感じます。

パッケージを開いたところです。

ケースが同じなので、パッと見の印象はパワードと同じはずなんですが、ロゴや写真のチョイスのおかげでパワードは青、グレートは茶色(黄金色)と言う具合にカラーイメージがちゃんとハマっているのが素晴らしいですね。

パワードの記事でも書いた通り、”海外製作のウルトラマンである”以外の共通点は無いですし、物語上においても関連性は無いのですが、当時世代からすると、二人で1セットの印象があるので、デザインやレイアウトを共通のものにしてくれて本当によかったと思います。

発売から8年くらい経って今頃ですが、グレートとパワードのBlu-ray BOXの企画を担当した方はウルトラ史に後世まで語り継がれるべき偉業を成し遂げた偉人だと言ってしまってもよいかもしれません。

ブックレット

ブックレットも見てみましょう。

映像はサブスク(ツブラヤイマジネーション)でも観ることができますが、ブックレットは映像ソフトを購入しないと見ることができないので、重要な付属品だと思います。

ウルトラマンG用のブックレットだけでなく、ウルトラシリーズの映像ソフトカタログも付いていましたよ。

ウルトラマンGのBlu-ray BOXは2017年発売なので、2017年当時の最新ウルトラマンである「ウルトラマンジード」の姿が最前列を飾っています。

このカタログ面白いんですよ。

映像ソフトの名前のところにレ点チェックを書き込むための四角い枠が用意されているので、自分がどの映像ソフトを持っているのか記録できるようになっているんです。

その昔、おもちゃ屋さんでウルトラマンの関連商品を購入すると、ウルトラ怪獣シリーズのカタログが印刷された下敷きを貰う事ができましたが、あの下敷きも同じようにチェックを入れることができる四角い枠があったので、それを思い出して懐かしくなりました。

この歳になると、カタログにメモ書きをするなんてとんでもない事ですが、ウルトラマン大好きっ子はレ点を書き込んで「俺はこのBlu-rayを持っているんだぞ!!」と友達に自慢できますね。

このカタログ、ウルトラマンティガの劇場版やウルトラマンコスモスのTVシリーズなど、放送当時に発売された古いDVDまで掲載されていて、すごい懐かしい気持ちになります。

その他、ウルトラマンが乗り物や動物を紹介してくれるキッズ向けDVDまで掲載されており、なんだかこの歳になると、むしろこういう系統のDVDの方が気になりますね。

どのウルトラ戦士が登場するのか?

紹介される乗り物や動物のチョイスは何なのか?

声優さんは誰なのか・・・等々。

動物紹介ビデオに関しては、「この動物にそっくりなこんな怪獣もいるぞ」てな具合に、本編に登場した怪獣も関連付けて紹介してくれると楽しそうです。

youtubeにあがっているコマーシャル動画を見る限りでは、本当にただウルトラマンと乗り物が並んでるだけで、本編に絡めた解説とかは無さそうですが、レンタルビデオ店に置いてあったら借りてみたいと思います。

ウルトラマンGのブックレットも見てみましょう。

パワードのブックレット同様、サラッとした内容しか書かれていないので、無いよりはマシ程度の代物ですが、個人的にはウルトラマングレートの紹介ページが気に入っています。

ウルトラマングレートの様々な技が紹介されているのですが、本編映像のキャプチャーではなく、光線の発射ポーズを決めたグレートの全身像が掲載されており、人物画デッサンのポーズ集のような芸術性を感じました。

ウルトラマングレートの得意技と言えば、第1話の決め技として使われていたせいか、バーニング・プラズマが当時の書籍では代表的に扱われていた印象がありますが、このブックレットではマグナム・シュートに1番の番号が割り振られています。

思い返せば、マグナム・シュートでトドメを刺した回数の方が多いので、妥当な内容だと思います。

さて、付属品を楽しんだところで本編を観てみましょう。

ウルトラマンGのBlu-rayはもう全て観ているので2回目の視聴になりますが、以前観たパワードと比較しながら楽しみたいと思います。

本来の製作順ではグレートが先でパワードが後なので逆なんですが、95年に地上波放送されたときはパワードの次にグレートが放送されていたので、地上波放送の追体験ということになります。

映像ソフトやネット配信で好きな順番で観られるからこそ、こうやって実際に放映された順番で観たりする楽しみ方ができるわけです。

ウルトラマンGはツブラヤイマジネーションのサブスクで観ることができるので、気になった人はこの記事を読みながら一緒に観てみてくださいね。

でも、原語版と次回予告はBlu-ray BOXでないと観ることができませんからね、これはBlu-ray BOX購入者の特権というものでしょう。

DISC1

さっきと同じ写真で恐縮ですが、DISC1のレーベルは邪悪生命体ゴーデスです。

映像ソフトの醍醐味であるメニュー画面も観ていきましょう。

これは言語選択画面です。

パワードのBlu-rayでは、選択されていない方の言語のロゴがボヤける仕様になっていましたが、グレートのBlu-rayではモノクロになります。

写真は第6話のバランガス戦のスチール、BGMは原語版のOPでも使われている「銀色の巨人」0:15以降の部分です。

エピソード選択画面の写真は第3話のゲルカドンです。写真自体は原語版でも日本語版でも変わりませんが、ロゴがちゃんと変わっているので印象がガラリと変わりますね。

確かパワードのBlu-rayでも、原語によってロゴが変わってたはずなんですが、色合いが同じなのであまり印象が変わらなかった気がします。

第1話「銀色の巨人」

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第2話「凍てついた龍」

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第4話「デガンジャの風」

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DISC2

さぁ、DISC2です。

DISC2のレーベルは、第5話に登場する毒ガス幻影怪獣バランガスです。

そして、DISC2のメニュー画面はゴーデス第2形態です。

ウルトラマンGの中ではポピュラーな敵キャラクターだとは思うし、イカツイ顔つきのせいで貫禄も十分なハズなんですが、ティガ以降にものすごいヤツらが沢山出てきたせいで、令和の現在ではなんかイマイチなキャラクターになってしまいましたね。

信じられないかもしれませんが、平成初期はすごい強そうだったんですよ。

第5話「悪夢からの使い」

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DISC3

さぁ、DISC3です。

DISC3のレーベルは第10話に登場する変身生命体リュグローです。

グレートの怪獣って茶色い怪獣が多いですよね。

よく、脂っこい揚げ物メインのご飯を「茶色いご飯」と表現したりしますが、グレートのBlu-ray BOXってそんな感じがします。グレートのイメージカラーとして茶色は他に無く適切ではあるんですが。

DISC3のメニュー画面は第8話に登場する昆虫怪獣マジャバです。頭部のディテールにメリハリがあるのでパペットの方です。パペットと着ぐるみで形状違い過ぎだろ、誰もつっこまなかったのか?

さっき、グレートのイメージカラーは茶色みたいなことを言いましたけど、このDISC3に収録されているエピソードに出てくる怪獣は緑色が多いです。

第8話「姿なき復讐-昆虫の叫び-」

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DISC4

なんと!!

もうDISC4です。

1クール番組ですからね。

いよいよ大詰めです。

DISC4のレーベルは、伝説深海怪獣コダラーです。

茶色い怪獣ばかりでしたが、ここにきて青い怪獣がレーベルを飾ります。

シラリーだったら全部のディスクを茶色い怪獣にできたような気もするんですが、心なしかコダラーに若干茶色っぽいフィルターがかかってるような気もしますね。

DISC4のメニュー画面は、グレートがダブルグレートスライサーでシラリーをメタメタに切り裂くところです。煙で見えずらいですが、ちゃんとシラリーの顔も見えますね

第11話「第47格納庫」

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特典映像

さぁ、映像特典も観ていきましょう。

ここから先はBlu-ray BOXを持っている人だけのお楽しみですね。

アバンタイトル

第8話以降、ビデオのタイトルが「新ウルトラマンG 必殺!怪獣大決戦」になった後、ビデオの冒頭に挿入された短編映像です。

原語版主題歌である「ULTRAMAN」をBGMに、次回予告ナレーターである玄田哲章が第1話~第7話の概要を解説してくれます。

「最強のウルトラ戦士」とか「パワーは無敵だ」とグレートの凄さを高らかに謡い上げていますが、戦闘中に頻繁にダウンしている姿を見ると、いやぁ、それはちょっと・・・みたいな気分になりますが、BGMの「ULTRAMAN」がカッコよすぎて、本当に最強で無敵な気分になります。

劇中でも原語版でも流れないのでグレートファン以外の方の知名度がめっぽう低い一曲だと思いますが、一聴の価値アリと思いますので、是非聴いてみてください。

It’s ULTRAMA~N♪

ウルトラマングレートPV

ビデオリリース前のハイライト映像集です。原語版の音声なので何を言っているのかまるでわかりません。

ところどころ、光線を合成する前の映像が使われているのですが、グレートがダブルグレートスライサーでシラリーをやっつけるところなんかは、腕を振ったときにシラリーから火花が出るので、念動力を使ったみたいになっていてもしかすると完成映像よりも強そうに見えます。

基本的に原語版なのですが、ウルトラマンの声は原語版の「ヌオッ」みたいな声じゃなくて、日本版の「シェアッ!!」が使われています。

LD抜粋版 メイキング

LDに収録されていた映像特典です。抜粋版となっているので、フルサイズではないのかもしれませんが、怪獣の製作風景や、本編撮影、特撮シーンなど、内容は結構充実しています。

完成映像で使用されなかった、グレートのNG版スーツが動いている映像もあります。

高年齢層のファンを意識しない、純粋に小さな子供達へ向けたチョット背伸びしたくらいの丁度いい雰囲気の映像で、とても良いです。

最後にパイロット映像も付いてくるのですが、ウルトラマンが登場した後の映像が、ムービーメーカーで作ったみたいな素人臭いものになっていて面白かったです。

LD抜粋版 おまけメイキング集

同じくLD版に収録されていたメイキングなのですが、映像としてちゃんと編集されていた前者メイキングとは異なり、こちらのおまけメイキングは、撮影中の現場をそのまま撮ったプライベートビデオみたいな感じでした。

第8話のリュグローが暴れ回る場面と、最終回のグレートVSシラリー&コダラー戦の撮影風景が収録されています。

リュグローの眼前をハマーが高速で横切るところが撮影されているのですが、ミニチュアを吊りで通過させるのではなく、圧縮空気でビュン!!と吹き飛ばしており迫力があります。リュグローの前を通過した後に、ミニチュアセットの向こう側に落っこちて別のスタッフが回収しているのですが、ミニチュアが壊れないのか心配になります。

しかし、実際に第8話を観直してみると、リュグローの前をミニチュアのハマーが通過する映像とは違うみたいで、おそらくボツになったんじゃないかと思います。

DISC5

さて、ウルトラマンGの物語はこれだけで終わりではありません。

再編集映画が収録されたDISC5が残っています。

DISC5のレーベルを飾るのはウルトラマングレートです!!

黒バックに白いボディが際立ち、象徴的です。

DISC5のメニュー画面はUMA基地のハマー格納庫です。

この正面からのアングルは劇中では映らないので、ちょっと新鮮ですね。

大体は上から見下ろしたり、出入り口から眺めた真横の映像ですからね。

なんだか象徴的ですね。

「ウルトラマンG ゴーデスの逆襲」

ビデオシリーズの第1~3、5、6話の再編集映画です。

劇場公開版は、第1、5,6話の再編集なんですが、映像ソフトで観ることができるのは完全版だけなんですね。劇場公開版を観たいときは、完全版を自分で編集しないといけないってことですか?

この映画は当時、ゴーデスとの決着回である第6話が収録されたビデオ第3巻が発売される少し前に劇場公開されたので、一足早くゴーデスとの決着が観られる映画でした。似たような状況だと、同じくオリジナルビデオ作品の「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」も最終巻発売前に劇場版で最終決戦が描かれるという手法をとっていましたが、この時期の流行りだったんでしょうか。

ちゃんと観ると長いので、今回は断片的にしか観ませんでしたが、セリフが原語版寄りの翻訳になっている事と、再編集により映像の尺が変わっている都合、BGMの選曲がビデオ版と異なる点などが挙げられます。

特にわかりやすい変化はウルトラマンと怪獣の戦闘シーンのエフェクトです。

光線技を使っていない場面でも新規に光線技が追加されたり(ブローズ戦のナックルボルトやゲルカドン戦のスピンガード等)、光線技のエフェクトがビデオ版よりもパワーアップした表現になっていたりと、画面の派手さが増しています。

また、光線技を使わない格闘シーンでも、グレートのパンチが怪獣に当たる瞬間にスパークが起こったり、攻撃が当たる瞬間の映像を繰り返して流すなどして、グレートの強さがより引き立つ編集がされていました。

たまに、グレートが強攻撃を当てた時に大爆発の映像が挿入される時もあり、ビデオシリーズでよくダウンしていたグレートを見慣れていると、流石に盛りすぎじゃないかとつっこみたくなります。

「ウルトラマンG 怪獣撃滅作戦」

ビデオシリーズの第4,7,10,12、13話の再編集映画です。

順番は第10話(リュグロー)→第7話(ガゼボ)→第4話(デガンジャ)→第12,13話(コダラー、シラリー)となっていて、ビデオとは違う順番になっています。

前述の通り、幼少期の私のウルトラマンGはこの怪獣撃滅作戦が唯一の原体験なので、この映画が一番思い入れがあります。OP映像も、日本語版の「ぼくらのグレート」よりも原語版の英語クレジットと「銀色の巨人」の方が身体に馴染んでいますね。

この時期流行っていたのか、色階調を落としてドット画風に処理した映像が印象深いです。ウルトラマンシリーズがBS放送されていたときも、次回予告の代わりに、こんな風に色階調を落としたダイジェスト映像が挿入されていたのを思い出します。

「ゴーデスの逆襲」同様、この「怪獣撃滅作戦」もエフェクトの強化が行われています。特筆すべきはデガンジャ戦でしょう。デガンジャの雷電光でビリビリしているグレートに被さるエフェクトが増量されたので、よりデガンジャが強そうに見えますし、対するグレートのマグナムシュートも、いきなりエネルギー弾が出てきたビデオ版と違って、周囲のエネルギーを集めるかのように光の粒子がグレートの掌に集束していくアニメーションが加えられ、一撃必殺技らしい説得力が強くなっています。

断片的に観ただけなので細部はわかりませんが、セリフの変更はあまり無いハズなんですが、映画という連続性のテンポを遮らないように、要所要所のナレーションは廃止されていました。また、編集でカットされたり差し替わっている場面が多々あるようです。

リュグロー戦直前にチャールズがベロニカを説得しにいく場面で、最初老婆に変身していたベロニカがいつもの美女の姿に変わる場面が無かったり、ハマーの発進シークエンスが長回しで詳細に描かれたりと、ビデオシリーズをただ繋げただけの映画になっていない事が改めてわかりました。

私のポリシーとして、映像作品はなるべく公開順に観ることにしているので、グレートのBlu-ray BOXを購入したときも、ちゃんとビデオシリーズの第5話まで観た後に、劇場版2作を観ました。同時上映なので、ちゃんと2作連続で観たでんですが、これが割と苦行で、イヤイヤ観てたので細かい違いに全然気が付けませんでした。

今後観直す時も劇場版ではなくビデオシリーズだけだろうな、と思っていただけに、今回のように変更点があることがわかると、ちょっとまた別の機会にじっくり劇場版を観てみようかというモチベーションにもつながりました。

あと、やはり最終回は劇場版の方がしっくりきますね。

ビデオシリーズだと尻切れトンボみたいに終わった第13話も、劇場版で通しで観ると、いい感じに余韻が残ってスタッフロールに移行するので、ちゃんと映画みたいでした。

さいごに

これにて、ウルトラマンG完走です。

お疲れ様でした。

ウルトラマンGを知らない皆さんがグレートを好きになってくれたり、今までグレートを好きだった人が、より一層好きになってくれたら嬉しいです。

この記事を書いている途中、2025年9月25日にウルトラマンGが35周年を迎えました。

私にとっては直撃世代のファーストウルトラマンなので、とてもめでたい気持ちでいっぱいです。

あの当時は、現代みたいにウルトラマンのTV放送が無く、新作があってもビデオリリースばかり。

ビデオや書籍で過去のウルトラマンの出涸らし成分みたいなのを摂取する時代だったので、幼い心ながらウルトラマンはもうオワコンだと思ってました。

グレートで最後だろうな・・・パワードで最後だろうな・・・ネオスはテレビ放送しないし・・・

そんな感じで鬱屈とした少年時代を過ごした後に、ウルトラマンティガがTV放送、ダイナ、ガイアと続き、流石にもうこれ以上ウルトラマンは作られないだろうと思った矢先、コスモス、ネクサス、マックス、メビウスを経て、大怪獣バトルに寄り道したりしながらウルトラマンゼロの登場を経て、現代のニュージェネレーションに繋がっていきます。

今日までに至る私のウルトラマン人生に導いてくれたのは、他でもないウルトラマングレートです。

TV放送の無い時代にウルトラマンを支えてくれたグレート。ぼくらのグレート。

これからも、何かの折に、ウルトラマングレートの事を思い出しながら、歳をとっていきたいです。