機動刑事ジバン #04「すてきなバラのプレゼント」感想

機動刑事ジバン #04「すてきなバラのプレゼント」感想

2026年3月17日

今日も毎日特撮健康生活!!

そして、目指せ!メタルヒーロー完全制覇!!

今回は、メタルヒーローシリーズ第8弾「機動刑事ジバン」の第4話を観ます。

前回のジバンも、強くて、優しく、カッコいいぞ!!

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第4話「すてきなバラのプレゼント」

本放送は1989年2月19日。
同時期の東映特撮ヒーローは、「仮面ライダーBLACK RX」が第16話「奇跡の谷の姫君」が放送。
「超獣戦隊ライブマン」は、最終回「大教授ビアスの崩壊!!」が放送していました。

親を殺された少女の復讐劇

今回は、父親を殺害された少女ユキが、父親を殺害した犯人に復讐していく、というあらすじです。
ユキの父親は、恐ろしい麻薬作用を持つバラを発明したものの、平和利用を唱えたが故に、バラを悪用しようとする同僚に殺害されてしまった経緯があります。
ユキは、父親の研究データが麻薬作用を持つバラを完成させ、その力で父親の仇を取っていきます。

最初は穏やかなBGM(D-2のスローver)だったのが、稲垣から父親殺害に関与した同僚の名前を聞きだした後に、不穏な曲(E-6)に切り替わるところがなかなか良い選曲だと思います。

バラを加工すると麻薬作用を持つ粉末が出来上がりますが、バラの赤い体液を直接皮膚につけると、肉体が結晶化する恐ろしい特性も持っています。

これまでのジバンの雰囲気とは全く異なる、シリアスなストーリーです。
シリアスと言っても、そこまで陰鬱になりすぎない雰囲気にはなっているので、見やすいかと思います。

若干14歳にして父親の研究を完成させたり、完成したバラを持ち歩いて父親の仇を次々に手にかけていく執念が流石ですが、直人やジバンの説得を受けても、その考えを変える事の無い徹底抗戦ぶりは、当時としてもなかなかキャラが強いと思います。

直人の優しさ

今回、ユキは犯罪を犯しているわけですが、父親を殺害した同僚たちは結晶化されているだけで、完全に死んでいるわけではないので、直人は結晶化された人を元に戻す方法を聞き出したり、犯人に罪を償わせる必要性を説いたりすることで、ユキが完全な犯罪者にならないように配慮しています。

結晶化を元に戻しさえすればユキの犯罪は無かった事にできるので、倫理的にどうかというのは一旦考えずに、ヒーローとして可能な限りできることをやろうとしているわけですね。

普段から対バイオロン法を読み上げることで、法令に基づいた戦いをしているジバンだからこそ、ユキにも法律の大切さを説けるわけです。

変身前アクション

今回は、直人の姿での銃撃戦があります。
ジバンは倒れる事はあっても、転がったりする動きをしないので、身軽で機敏な動きは直人の時じゃないとできないんですね。

そして、陽子先輩も凄いです。
銃を構えた後に、周囲の気配に耳を澄ませるカットを挟んで、ひとたびマスクが入ってくると的確に応戦して仕留めています。流石にマーシャ・カーシャには叶いませんが、マスクくらいなら簡単に倒せるパワーバランスが描かれました。

バラノイドの超麻薬作戦

今回登場するバイオノイドはバラノイド。
ユキの父親を殺害した薬田という男に化けていますが、薬田がバラノイドに改造されたのか、薬田を殺害してバラノイドが成りすましていたのか、バラノイドが薬田に変身して人間社会に潜伏していたのか、ちょっとよくわかりませんでした。
別にそこは話の肝ではないので、どんな設定でも全然問題無いんですけど、なんか気になっちゃうんですよね。

バラノイドは、名前の通り、バラがモチーフなんですが、ユキの父親が開発した麻薬作用を持つバラとは別になんの関係も無いので、雰囲気モチーフだと思います。
おそらく、麻薬作用を持つバラが完成したときに、バラのバイオノイドだったら、超麻薬を身に着けるにあたって生体的な互換性があるとかないとか、そういう事なんでしょうね。

バラノイドはユキに化けることで、ジバンを騙そうとしますが、結晶化された人を救う方法を聞かれた時に、助けるべき発言をしてしまったが為に偽物だと見破られてしまいます。
ユキは「あんな奴ら死んでしまえばいいのよ」というスタンスだったので当然なんですが、善良な受け応えをする方が偽物で、恐ろしい発言をする方が本物だった、という少し捻くれた展開に、人間の心の奥深さが垣間見えて良いですね。

でも、サーチバスターってバイオノイドの正体を暴くだけの技なので、本物のユキに向かって撃ってもあんまり問題無さそうな気がするんですけどね。
だからと言って、よくわかんないから両方撃っちゃえみたいな事やられると、すごいダサいんですが。

バラノイドは左腕が巨大な茎になっているんですが、これを変化させてメカハンドにできます。
また、胸のバラからジバンを苦しませる花粉を噴射したり、目からビームを出したり、すごいいろいろな攻撃方法を持っており、ジバンをかなり苦しめました。

しかし、ジバンがニードリルを展開して逆転!!というなかなかの名勝負でした。
前回のドロノイド戦はなんかよくわかんないけど力を振り絞ったら逆転してよくわかんなかったので、それに比べたらかなりよかったです。

ニードリルが刺さってバラノイドが怯んだところで、夕日をバックに鳥の群れが飛び立つ映像が入るのもシビれます。

まとめ

今回は面白い回でしたね。
父親のために悪事に手を染める善良な少女を主役に、法で裁かれる事の重要性を説く、という刑事モノとしてよくできた内容だったと思います。
メタルヒーローは第1作から3作目までは宇宙刑事とか言いながら、刑事っぽい事をしていないので、8作目でやっと刑事らしい事をやっています。

次作「特警ウインスペクター」は、ジバンの刑事路線が好評だった事から生まれた番組らしいですが、ある意味でウインスペクターのプロトタイプみたいな回だったと言えます。

そういえば、バラノイドはユキのバラの秘密を狙っているだけで表立った事件は起こしていません。
(ユキの家を襲撃してますが)
直接事件を起こしているのはユキというところも、特撮ヒーローもの自体でも結構珍しい構成でしたね。
大体は、善良な発明を悪の組織が横取りして使う、とかですけど、結局バイオロンは麻薬作用を持つバラを手にすることはできなかったわけですし。

技・メカニック 登場・使用回数表

ジバン

メカニック