宇宙刑事ギャバン #06「魔空塾の天才たち」感想

宇宙刑事ギャバン #06「魔空塾の天才たち」感想

第6話「魔空塾の天才たち」

本放送は1982年4月16日。
この回は、東映特撮ヒーローでおなじみの、子供を簡単に天才にしてしまうと同時に悪の手先にしてしまうエピソードです。

ちょっとスケールの大きかった前回と打って変わって、今回はまた小規模なお話です。
しかし、成績の悪さを咎められ、一人佇んでいるところに、女性塾講師(正体はダブルガール)が声をかけて流れるように連れていく手際の良さは、当時もあんな風に誘拐とかあったんでしょうけど、令和の今になってもなんとなくリアルに感じます。

今回の見所と言えば、魔空塾の映像です。
ミラクルルームに入った明くんが、ヘッドフォンをつけて機械を作動させると、妙にザワザワとした人の声や、ヘンにキツい色合いの花畑など、刺激的な映像が流れます。
白い球体を掲げて走り回る姿など、悪い夢をそのまま映像化したような表現は、後の「宇宙刑事シャイダー」における不思議界の雰囲気に繋がっているのでしょうか。
おそらく魔空空間だとは思うのですが、特殊なロケと奇抜なアイデアで、合成を用いずに魔空空間の不思議な世界観を作り出しているのは凄いと思いました。
こういうシュールな映像を、ギャバンインフィニティでも観てみたいです。

今回のベム怪獣はオオマダコモンスター。
第1話のシャコモンスターは、名前を呼んだらスグに登場しましたが、今回は、ダブルマンとハンターキラーが、魔空城のベム怪獣窟の中に入ってオオマダコモンスターを捜す場面があり、魔空城の構造やマクーの組織の雰囲気が深堀されています。
このベム怪獣窟には、ギャバンと直接戦わないモブのベム怪獣もいますが、これまたシュールなデザインで面白いです。ベム怪獣とするにはデザインが弱すぎるけど、何か得体のしれない感じが出ていて良いですね。着ぐるみが作られているのに、番組の最後までモブ扱いなのは勿体なかったと思います。

ダブルマンが変身する魔空塾の塾長は、「人造人間キカイダー」でハンペンこと服部半平を演じたうえだ峻氏が演じています。ハンペンのイメージが強すぎて人の良さそうな感じがするんですが、そういういい人そうな人物が、竹刀を振るってスパルタ教育をするのは、ある種の狂気が感じられてよいです。
私がハンペンのイメージに引っ張られ過ぎているだけかもしれませんが。

戦闘シーンも見所いっぱい。
今回の魔空空間も、いつもの採石場に薄暗いフィルターを被せただけなんですが、なんと以前まではあったエネルギーの渦巻のエフェクトが無くなっています。
遂に無くなったか~、と思ったのも束の間、オオマダコモンスターの触手攻撃でビリビリと電流が走るエフェクトが沢山付けられており、あってもなくてもどっちでもいいエフェクトをつけるくらいなら、ベム怪獣の攻撃エフェクトを豊富に付けた方がいいような気もするので、結果オーライに感じました。
でも、第1話~第3話までの豪華な魔空空間はいつになったら出てくるのでしょうか?
私の記憶だと、後のエピソードでもあった気がするんですが・・・。

今回はオオマダコモンスターが巨大化します。
巨大化するのは第2話のガマラモンスター以来です。
巨大化したとなったら電子星獣ドルとの戦闘が見せ所なんですが、ドルレーザーを1発放っただけでスグ倒れてしまったので残念です。

ラストのダブルマンとの戦闘も良いですね。
ダブルマンが笛を吹くとギャバンが苦しむのですが、レーザーブレードを投擲して笛を叩き落とすという離れ業でアッサリ逆転。
一度出したら握りっぱなしのレーザーブレードを、巧い事使いこなしている感じがあって、カッコよかったです。

技・メカニック 登場・使用回数表

技は使用した回数でカウント。武器やメカは1エピソードに何回登場しても1カウント。

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