前回のナンバーワン戦隊ゴジュウジャーは・・・
第45話「揃う指輪!全力レッドは仲間のために」

物語
忍者戦隊カクレンジャーのニンジャレッド・サスケが、テガソードの里を訪れる。
彼は、ゴジュウジャーが本当にナンバーワンなのかを確かめるために、妖怪ナンバーワンバトルを開催。
しかし、どうしてサスケがそんな事をしているのか、オリガレッドは疑問に感じていた。
そんな折、街には厄災の戦士、飢餓のビダルが現れ、人々を襲っていた。
オリガレッドが立ち向かうも、ビダルには叶わず劣勢を強いられる。
あわや敗北かと思った時、吠が身を挺してオリガレッドを庇い、倒れてしまった・・・。
放送日は2026年1月11日。
同日放送の仮面ライダーゼッツはCase17「逐う」。
ゼロが行方不明になり孤軍奮闘に追い込まれたゼッツに対して、ゴジュウジャーには頼もしい先輩がゲストで駆け付けたぞ!!
妖怪ナンバーワンバトル
テガソードの里を訪れたサスケがゴジュウジャー達に仕掛ける妖怪ナンバーワンバトル。
ルールがよくわからないんですが、一番妖怪っぽいやつがナンバーワンになる勝負らしいです。
ブライダンは実質的に壊滅しているので、もうナンバーワンバトルはしなくてよいので、シンプルに誰かがサスケを倒して指輪を奪えば良いだけの話なんですが、郷に入っては郷に従えというところで、ゴジュウジャー世界のしきたりに従ったという事なのでしょう。
ここで、ゴジュウジャーメンバーは次から次に妖怪に仮装してナンバーワンを目指すわけですが、ここで仮装する妖怪が、実際のイメージの妖怪ではなく、「忍者戦隊カクレンジャー」劇中でサスケ達が戦ってきた妖怪の姿になっているのがファンサービスとして嬉しいです。
いや、もしかすると、スーパー戦隊の世界ではカクレンジャー劇中に登場した妖怪の姿が、その世界における実際の妖怪の姿なのかもしれません・・・なんて事を書くと、ニンニンジャーに出てきた妖怪はどうなるんだ?という話になってくるので、そこは考え過ぎという事なのでしょう。
角乃が仮装したロクロクビはカクレンジャー第1話のラストから登場した妖怪なので、印象が強いです。首が伸びるというロクロクビの特性を、頭部が分離して飛んでいくという方法で表現したのは、今考えるとちょっとズルい気もしますが、子供心にインパクトがありました。
でも、角乃はロクロクビの事をよくわかっていないみたいで、サスケはちょっと怪訝そうな顔をしています。角乃の・・・というより志田こはくさんの変人キャラをやるためのギャグなのか、最近の子供たちにはロクロクビがそこまでメジャーな妖怪じゃないからわざとそういう演出にしたのか。
続く、真白の仮装はユキオンナ。これもカクレンジャーに登場したユキオンナのような、独特の帽子を被った姿をしています。雪女というと、着物を着ているイメージがあるんですが、カクレンジャーのユキオンナは都会的でスタイリッシュでしたね。
白熊モチーフの真白だけに、雪モチーフの妖怪はハマり役だったと思います。被っているカツラが金髪じゃなくて青いショートヘアーだったらナンバーワンだったかもしれません。
三番手の陸王はバケネコ。これもカクレンジャーに登場したバケネコのデザインに忠実です。
四番手の禽次郎は子鳴きじじい。これはどちらかと言うと、ゲゲゲの鬼太郎に出てくるような子鳴きじじいに似ていますね。カクレンジャーのコナキジジイはちょっとデザインが強すぎるので、そのまま仮装しても却ってわからないですからね。でも、禽次郎の顔が整い過ぎていてヘンな格好なのに何故だかものすごくカッコよく見えるのが不思議です。
五番手の竜儀はカッパ。これはカクレンジャー第1話に登場したカッパの見た目とは違って、第27話でセイカイとサイゾウが姿を変えられたへのカッパの方ですね。ナンバーワンバトルは、竜儀のカッパが優勝を掴むのですが、被り物が多すぎてパッと見だと竜儀だとわからないので、それくらいの成り切り度が優勝の秘訣なのかもしれません。
ちなみに六番手の吠は一反木綿の仮装をします。最初はやる気が無くて目に穴を開けただけの布を被った、ゲゲゲの鬼太郎スタイルで登場するのですが、他メンバーが手を入れることで、ちゃんとカクレンジャー第25話に登場したときのイッタンモメンのような見た目に変わっています。バイクにはまたがっていませんが、変わりに自転車にまたがっていて、カクレンジャーファンへのファンサービスも欠かせません。
私は当時世代なので、彼らが仮装した姿がカクレンジャー登場時のデザインだとわかるんですが、カクレンジャー放送当時に生まれてすらいないゴジュウジャーキャストの皆さんが、そういった単発回の敵キャラクターの仮装をしているところが面白いところです。
おそらく、なんでこんなデザインなのかはスタッフさんから説明はされていると思うんですが。
とにかく、いろいろと嬉しいです。
オリガレッドとサスケ
歴代スーパー戦隊との交流があることから、史実の戦隊かと思われるオリガレッド。
ゴジュウジャーに比べれば正統派な戦隊であると言えますが、フタを開けてみると折り目正しさに拘りすぎる未熟なキャラクターであることが描かれました。
だからこそ、テガソードが性格のバラバラなゴジュウジャーの5人を選んだ事や、サスケがやらなくてもいいナンバーワンバトルを開催する事に対して疑問を抱いているのですが、正しくあろうと意識しすぎることがオリガレッド自身の短所でもあったという展開になるのは、面白いと思いました。
オリガレッドが連れてきたのがサスケというのも良かったと思います。
劇中で語られている通り、サスケは自分自身の手で妖怪の封印を解いてしまい、戦いのきっかけを作ってしまった現況だったわけですが、それだけでなく、カクレンジャー本編を観ると、最初の頃は割と不真面目でいい加減な、いい言い方をすると当時の現代風な若者として描かれていました。
サスケだけではなく、他のカクレンジャーもそうなのですが、家や一族を受け継いできた鶴姫とジライヤ以外は、先祖が忍者だったという理由でなし崩し的にカクレンジャーになってしまった経緯があり、最初は割とそんなに乗り気じゃなかったのが、次第に強くなっていくというタイプで、どちらかと言うとかなりイレギュラーなヒーローだったので、そういう意味でもゴジュウジャーの先輩として叱咤激励する役割になったのは適任だったと言えます。
アクション
ニンジャレッドの戦い
今回の見所と言えば、ニンジャレッドの連続エンゲージでしょう。
キョウリュウジャーリングとガオレンジャーリングでガブティラファングとライオンファングというナックル型武器を両手に装着して連続パンチを放ったり、ジュウオウジャーリングとリュウソウジャーリングで、イーグライザーとリュウソウケンを二刀流するなど、動物モチーフ戦隊と恐竜モチーフ戦隊の武器を組み合わせる、これまで観たことのない戦い方をしており、興奮度の高いアクションでした。
極めつけは、メガレンジャーリングで呼び出したサイバースライダーに乗ってキラメイジャーのキラメイバスターで戦闘員を一掃する大活躍でした。
サスケ役の小川輝晃さんの声で、歴代戦隊の武器の名前を叫ぶというシチュエーションが嬉しすぎるの一言に尽きます。
ゴジュウジャーでスーパー戦隊シリーズが一旦終了なので、最後にいいものが観れました。
ゴジュウジャーの活躍
ニンジャレッドの連続エンゲージを観てしまうと満足してしまいますが、番組の主役であるゴジュウジャーも負けていません。
ワイルドゴジュウウルフとオリガレッドでタッグを組んでのアクションシーンから、ダイナマンリングを使ったテガソードゴジュウウルフのスーパーダイナマイトなど、見せ場もちゃんと用意されています。
玩具版のリョウテガソードにセンタイリングをセットすると各戦隊の必殺技音声が鳴るんですが、50戦隊もある必殺技を残りのエピソードで消化するのは無理なので、昭和戦隊は端折られて最近の戦隊限定になると思っていたのが、いい意味で裏切られました。
もっとも、ダイナマンは爆発シーンのインパクトがありすぎて、ゴーカイジャーでも爆発技要因だったので、未見の人には爆発キャラとしか認識されていないのかもしれない気がして、ちょっとそこは勿体ないかなと思います。
ゴーカイジャーの最終回で、戦いながら全ての戦隊にゴーカイチェンジする場面があったので、ゴジュウジャーもそんな風に歴代技の連続発動みたいな事をやってくれたら嬉しいです。
そして最後はカクレンジャーボール。
「戦隊ならできるはずだ」というサスケの言葉がイマイチよくわかりませんが、確かに戦隊と言えば第1作のゴレンジャーからボールが必殺技だったので、パスを繋いで敵にシュートする技は戦隊じゃないとできないのでしょう。
50戦隊ある中で、ボール技はゴレンジャー、サンバルカン、ファイブマン、カクレンジャーの4戦隊しか使っておらず、たまにVSシリーズで特別技として登場するくらいなので、サスケが言うほど母数は少ないのですが、劇中の技として登場するのはカクレンジャーが歴代最後なので、ボール技のオオトリでもあるんですね。
無敵将軍参上!!
今回は巨大戦も面白かったです。
カクレンジャーの巨大ロボ、無敵将軍が登場しました。
回想シーンでカクレンジャーの劇中映像が使われていたので、他のカクレンジャー4人が駆け付けて、本編映像の流用で忍者合体するところまでやってくれるかと思ったんですが、流石にそこまでのサービスは無くて、オリガレッドが作り出したユニバースロボという扱いでした。
尺の都合もあって、そこまで原作リスペクトな動きはしていないんですが、登場シーンで風雲幻城の瓦礫が散らばるエフェクトがあったり、テロップが90年代特撮特有の白文字になっている細かいところでさり気ない原作再現がされていました。
原題の画質だと白文字テロップが90年代の時みたいにボヤけないので、映像に対して浮いてしまっているので、いい感じにボヤけてくれてたらよかったかもしれません。
オリガレンジャーのロボは存在しないので、テガソードに乗り込む形でロボ戦を実現しています。
テガソードはゴジュウジャーの6人しか操縦していませんが、コクピットの内装が他のユニバースロボも共通(セット流用とかそういう話は抜きにして)なので、テガソード自身もユニバースロボの一部という考え方もできますし、テガソードがセンタイリング同様に別ユニバースの戦隊ロボをモデルにして作ったのがユニバースロボということなのかもしれませんね。
うーん、こうなると、当初の「機動武闘伝Gガンダム」のパロディみたいな映像から派生して、ユニバース戦士が戦隊ロボを召喚して巨大戦で決着をつけるGガンダムみたいなゴジュウジャーも観てみたかった気がします。
まとめ
スーパー戦隊シリーズ最後の作品の、最後のゲスト回でした。
カクレンジャーオタク大興奮な内容になっていて、カクレンジャー世代の私はチョット得した気分です。
幼稚園児の頃に観ていた戦隊ヒーローが、最新戦隊に先輩ゲストとして登場して去っていく姿は感慨深いものがあります。
しかし、全ての指輪が揃った事で、ついにゴジュウジャー同士のナンバーワンを賭けた最後の戦いがはじまります。
次回は禽次郎と角乃の一騎打ちということで、年齢的には若い方のメンバーではあるんですが、禽次郎は指輪の力で若返っているだけなので、最年長VS最年少の戦いということにもなります。
この後、一人ずつ脱落していって、最後は残った一人が厄災との決着をつけるという展開になるのでしょうか?
ゴジュウジャーの最終決戦であると同時に、スーパー戦隊の現時点での最終決戦でもあるので、なんだかとても寂しい気持ちになります。
ゴジュウジャーおよびスーパー戦隊シリーズも残すところ、あと5回。
幼稚園児の頃に見て以来ずっと続いてきたスーパー戦隊、最後まで付いて行きます!!
つづく

