宇宙刑事ギャバン #09「美しい人形スパイ」感想

宇宙刑事ギャバン #09「美しい人形スパイ」感想

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第9話「美しい人形スパイ」

本放送は1982年5月14日。
翌日放送の「大戦隊ゴーグルファイブ」では、敵幹部のイガアナ博士とザゾリヤ博士が新登場のデスマルク大元帥に処刑されるという展開を見せました。

今回、第9話は双葉社の「宇宙刑事大全」で”ベム怪獣不在の初期編での異色回”と称されていましたが、異色なだけでなく、かなりの名編であったと思います。

ベム怪獣が登場せず、ダブルマンだけが登場するので、物語展開にしてもアクションシーンにしても、いつものギャバンのような忙しなさが無く、じっくりと観ることができます。

ダブルマンが奈々恵の人形に乗り移り、杉本博士を脅迫したり、杉本博士が人形を庭に埋める場面などは、なかなか怪奇色があり、雰囲気だけなら、実に仮面ライダー的であると言えます。

まだ1クールも終わっていませんが、この頃になるとワンパターンを回避するための策を練っているらしい形跡があり、特に物語の導入が顕著です。
冒頭、細菌研究所に異変が発生したことをドルギランが探知して、ギャバンがサイバリアンで出動。
研究所の入口でいきなりダブルマンに向かってサイバリアンレーザーを発射する、というスピーディぶりで視聴者の関心をグイグイ惹きつけます。

また、魔空空間での戦闘も、前回同様にサイバリアンで突入した後にドルギランに乗り込んで、ドルギランでマクー戦闘円盤と空中戦を繰り広げ、撃墜した戦闘円盤から脱出したダブルマンと直接対決するという段取りで進んでいきます。

これまでのベム怪獣と戦ったあとにメカ戦をして、ダブルマン戦という、妙に行ったり来たりな面倒臭い展開よりは、こちらの方がスムーズだと思います。
ドルギランと電子星獣ドルはどちらかが活躍するともう片方が活躍できないので、出番の取り合いになってしまいますが、ドルギランが活躍する回とドルが活躍する回で住み分けができているのは、見てて楽しいですね。
多分、トータルでの出番ではドルの方が多いと思うんですが、いつもドルだとワンパターンなので、たまにはドルギランにも活躍して欲しいです。

魔空空間の戦いも、今回は久しぶりにセット撮影がありましたね。
セット撮影だけなら他の回でもあったんですが、ドライアイスを炊いたところでチャンバラをしているだけだったので、ちゃんと大道具を設置してアクションするのは第3話以来です。
パルテノン神殿の残骸みたいなセットは第2話の流用ですが、無いよりはあったほうが良いですからね。

アクションも見所タップリでしたが、ストーリーも1クール目の中でもなかなかの名エピソードです。
今回のゲストは、過去に恐ろしい細菌を発見した杉本博士。
彼は、塚原と名前を変えて、中学校の教師をしていたが、マクーに狙われてしまう、というのが今回のおおまかなあらすじなのですが、杉本博士はマクーに対しても烈に対しても、徹底して過去の名前を隠し続けているのが印象的でした。

しかし、ギャバンに助けられた後は、烈がギャバンであることを見抜いた上でお礼を述べるのですが、ここがまた、とても良い。
正体を見抜かれた烈は、とぼけて「とんだ言いがかりですよ」と誤魔化しますが、杉本博士は、烈がそう言わざるを得ない立場である事を理解しているかのように、「いえいえ、あなたはギャバンです」なんて無理強いすることもなく、ニコニコ笑って物語が終わる、という実に洒落た幕引きをします。

ギャバンであることを秘密にする烈と、過去の名前を隠して生きる塚原の、互いに似た境遇を持つ男同士の見えない友情というか、奥ゆかしさというか、そういったわびさびを感じるラストでした。

10年くらい前に1回観たときは、この回がそんなに面白いとは思わなかった(というよりほとんど忘れていた)んですが、こうやって時間が経ってから観返すと、昔なんとも思わなかった回の面白さがわかるようになる、ということで、いろいろと勉強になる回でした。

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技・メカニック 登場・使用回数表

技は使用した回数でカウント。武器やメカは1エピソードに何回登場しても1カウント。

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