宇宙刑事ギャバン #03「大変だ!黒星博士のベム計画を阻止せよ」感想

宇宙刑事ギャバン #03「大変だ!黒星博士のベム計画を阻止せよ」感想

新番組「超宇宙刑事ギャバンインフィニティ」の第2話が待ちきれなくてはじめた旧ギャバンの感想記事。
いい具合に1日1話ずつ進める事ができていますね。この調子で、まだ観た事がないメタルヒーローも観ていきたいです。

第3話「大変だ!黒星博士のベム計画を阻止せよ」

本放送は1982年3月19日。

スペースコロニーの破壊や、日本政府への直接要求など、マクーの犯罪行為のスケール感が大きかった第1話、第2話に比べて、第3話は規模感が小さくなりました。
言わずもがな、いつもの東映特撮ヒーローの雰囲気であるとも言えます。

しかし、コム長官の口からハンターキラーの過去が語られたり、烈の父親捜しの心情が描かれたりと、今後の物語展開を示唆する情報が提示されたという意味では重要な回だとも言えます。

第1話、第2話時点ではワンシーンしか無かった、アバロン乗馬クラブで働く烈の姿や、ミミーとの関係性など、日常風景の描写が行われ、周囲の人たちにどのように認識されているのかもわかりやすくなっています。

今回のマクーの作戦は、地球の生き物を生物兵器に改造するベム計画。
烈が働くアバロン乗馬クラブで飼われているヤギが誘拐された事で事件を察知し、烈の捜査がはじまりますが、これがきっかけで、悪と戦うヒーローとしてではない、子供達を助ける頼もしいヒーローとしてのギャバンの姿が描かれる事になり、少しクールな第1、2話とは違ったギャバン像が確立されたかと思います。

それはそれとして、子供達の目の前でミミーがインコから人間の姿に戻る場面があります。これは思いっきり正体がバレてると思うんですが、大丈夫なんでしょうか。

ベム計画を進めているのは、サブタイトルにもある通り、黒星博士という人物なのですが、この博士の素性が気にかかります。
双葉社から発売されていた「宇宙刑事大全」では、劇中に登場する身分証明書が偽物であると記載されているので、この情報が正しいのだとすれば、地球人に化けていたダブルマンと解釈すればよいのですが、だとすると、あんな立派な研究所で働けるわけがないので、やはり、黒星博士という人物がマクーに殺害されダブルマンが成り替わったのか、黒星博士自身がマクーに魂を売ってダブルマンに改造されたかのどちらかになるのですが、その辺が深く描かれず、潔くやっつけられる悪役として割り切って描かれていたので消化不良気味です。

まだ番組のフォーマットが確立できていない時期だと思われ、メカニックの活躍は魔空空間に突入するサイバリアンのみで、電子星獣ドルの出番が無いので、少し物足りないです。
今後、フォーマットが確立されて毎回のようにドルが出てくるようになると、ワンパターン化して食傷気味になるのですが、初期エピソードだからこその面白さだと言えます。

今回のベム怪獣はコンドルモンスター。
コンドルと言いながらも、コンドルっぽいのは顔の部分だけで、それ以外は長髪の獣人のような出で立ちなので、生物としてのコンドルというよりも、象徴的・意匠的な意味合いでのネーミングかと思います。
こういった、モチーフとデザインの不一致みたいな要素もベム怪獣の面白いところなんですが、イマイチ劇中での扱いが弱いというか、強敵としての貫禄は十分にあるのに、番組構成的にダブルマンの前座止まりでしかないのが妙に勿体ない感じがあります。
だからこそ、2クール目からダブルマンとベム怪獣を合体させたダブルモンスターが登場する事になったのだと思いますが、製作側もちょっと気にしてたんですかね。

技・メカニック 登場・使用回数表

技は使用した回数でカウント。武器やメカは1エピソードに何回登場しても1カウント。

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