宇宙刑事ギャバン #02「盗まれた日本列島」感想

宇宙刑事ギャバン #02「盗まれた日本列島」感想

新番組「超宇宙刑事ギャバンインフィニティ」の第2話が待ちきれなかったので、試しに旧ギャバンの第1話を観てみたところ、思っていた以上に面白かったので、早速第2話も観ていきましょう。

第2話「盗まれた日本列島」

本放送は1982年3月12日。

第1話の勢いを落とす事なく、第2話も大変面白い娯楽回に仕上がっていました。

第1話同様、とにかく次から次へと物語が展開して飽きさせません。

本編開始直後に、大海原を行くタンカー大日本丸の姿が映ったかと思うと、行きつく暇も無くダブルマンが船を制圧。アッと言う間に大日本丸は消えてしまい、ギャバンが捜査を開始するまでもののわずか1分です。

ギャバンが捜査を開始した頃、日本政府はインターポールと連携して秘密裏に対応する姿が描かれるのですが、これらのやりとりが一般人には報道されていない事が、ギャバンとミミーのセリフで明らかにされ、どれくらいのスケール感で事件が進行しているのかが視聴者にもさり気なくわかるようになっているところが面白いです。

視聴者は、日本政府が対応している光景を観ているわけですが、作品世界の一般人がどこまで把握しているのかはわからないですからね。

ギャバンがコム長官から命令を受ける場面も、バード星との映像通信によるものであり、80年代当時の価値観で言えば十分に未来的です。

第1話では、Aパートを世界観説明に費やしていましたが、今回はAパートでもギャバンの変身前アクションが楽しめます。なんと今回は、日本政府のロケット発射基地とマクーの秘密基地に潜入するので2回も潜入アクションが楽しめるのですが、ロケット発射基地とマクー基地とで、アクションの風味が違うのも見所です。

ロケット発射基地は守るべき仲間である地球人のものなので警備員を傷つけず、マクー基地は警備兵を次々に薙ぎ倒しながら進んでいくという違いがあります。どちらにせよ見つかるんじゃないかとハラハラします。

変身後のアクションもボリューム満点。
第1話同様、次から次にシチュエーションが変わっていくわけですが、今回はベム怪獣ガマラモンスターが巨大化して、電子星獣ドルと直接対決する映像が見られます。
この回だけドルの着ぐるみが登場するのですが、使いずらかったのか第3話以降は登場しません。
あんまり着ぐるみの利点が活かしきれてない感じがするので妥当だと言えますが、今回しか観られないので貴重です。

しかし、ギャバン特有というか宇宙刑事シリーズに共通する事なんですが、怪人枠にあたるベム怪獣の存在感がイマイチ薄いんですよね。
戦隊怪人みたいに喋ったりするわけじゃないので。
これは結構大事な問題で、戦隊怪人でも「超新星フラッシュマン」の獣戦士や「光戦隊マスクマン」の地帝獣みたいに怪人が喋らない作品になると、途端に怪人の印象が薄くなるので、怪人は喋らせた方がいいですね。

今回はまだ初期エピソードということで、ギャバンのセオリーが確立できていない状態なので、魔空空間でベム怪獣を倒した後に、まだ現実世界で戦いが続く構成になっています。

海上を走るボートの上でのダブルマンとの戦いや、太陽が照らす海面の上を飛んでいくダブルマンとギャバンの美しい映像など、見所も沢山です。

クライマックスでは、東京上空を通過する大日本丸と、それを阻止するドルの特撮が目を惹きます。
大胆な都市破壊は無く、ビル屋上の避雷針を掠めて壊すくらいの描写しかないのですが、却ってそういった小規模な破壊の方が妙にハラハラするというか、ヘタにビルをガンガン砕きながら飛んでくるよりも面白いと思いました。

ドルって魔空空間の中でしか活躍しない印象があったんですが、ちゃんと現実世界でも活躍する場面があったんですね。すっかり忘れてました。

タンカーだったはずの大日本丸は、帆船みたいに改造されてしまい、乗組員たちもどうなったのかわかりませんが、ミニチュア特撮が多く、それでいてヒーローアクションも負けていないくらい迫力のある第2話でした。

東映特撮ヒーローあるあるで、ミニチュア特撮は初期エピソードにしか力を入れられませんが、あと何話まで観ることができるんでしょうか?そういった部分も期待しながら、第3話も楽しみたいです!!

技・メカニック 登場・使用回数表

技は使用した回数でカウント。武器やメカは1エピソードに何回登場しても1カウント。

宇宙刑事ギャバン

メカニック