機動刑事ジバン #01「僕のかわゆい少女ボス」感想

機動刑事ジバン #01「僕のかわゆい少女ボス」感想

目指せ!メタルヒーロー完全制覇!!

今回は、メタルヒーローシリーズ第8弾「機動刑事ジバン」の第1話を観ます。

第1話「僕のかわゆい少女ボス」

本放送は1989年1月29日。
年号が昭和から平成に変わってから半月ほど過ぎた時期です。
放送枠は、前番組の「世界忍者戦ジライヤ」から引き続き、毎週日曜朝9時30分から10時まで。

1989年1月当時の日曜朝のアニメ・特撮のラインナップは次の通り。
8時30分~9時00分は「ビックリマン」(テレビ朝日)
9時00分~9時30分は、東映不思議コメディ第9作「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」(フジテレビ)。
ジバン終了後の10時00分~10時30分は、「仮面ライダーBLACK RX」(TBS)。
10時30分~11時00分は「電脳警察サイバーコップ」(日本テレビ)。

ちなみに、ジバン第1話放送日の「仮面ライダーBLACK RX」は第13話「狙われた怪魔少女」が放送されていました。

また、前日1月28日には「超獣戦隊ライブマン」の第46話「オトコ嵐! 最後の戦い」が放送されており、最終回に向けての盛り上がりを見せていました。

そんな当時の情報を踏まえながら、本編を観てみましょう。

主人公が最後まで登場しない

ジバンの第1話と言えば、最後まで人間の姿である田村直人が登場しない点が特徴です。
一応、オープニング映像の前奏部分で直人の姿は映っているので、「まぁ、おそらくこの兄ちゃんが変身するんだろうな」とは見当がつくんですが、いざ本編がはじまると終始ジバンの姿なので驚きです。
冒頭、まゆみちゃんが自宅に帰って来たとき、両親の口から「直人さん」という言葉が出てくるのですが、いざ直人さんのいる地下室に入ると、そこにはジバンしかいません。
視聴率目線では明らかにわかっているのに、まゆみちゃんもジバンや直人のことを「お兄ちゃん」としか呼ばないので、絶妙にわかりにくくなっています。

少女ボス?

サブタイトルにある”かわゆい少女ボス”というのは、まゆみちゃんの事なんですが、必要なサポートをしてくれているだけで、命令とかをするわけじゃないので、あまりボスっぽくは無いですね。
ジバンもまゆみちゃんのことを「ボス」とは呼ばずに、ちゃんと「まゆみちゃん」と呼ぶので、ノリでつけたサブタイトルみたいに感じます。
刑事モノで上司をボスと呼ぶのは、言うまでも無く「太陽にほえろ!」の影響を受けていると思うんですが、本編に活かされておらず、サブタイトルだけで完結してしまっているので、パロディにもオマージュにも成り切れていない感じがします。

スーパーポリスマシン レゾン

当初、メタルヒーローシリーズには車両メカは存在せず、変身前のキャラクターが乗る一般車両しか登場しませんでしたが、1987年の「超人機メタルダー」に登場するメタルチャージャーや、1988年の「世界忍者戦ジライヤ」のブラックセイバーなど、ベース車両に近いデザインの車両メカを経て、今回のジバンからは大規模な改造を施した車両メカが登場するようになります。

ボンネットがビカビカと光り、レーダーを回転させながらサイレンを鳴らしてやって来る姿はとてもカッコイイです。ヒーローの乗り物としては、遊びの少ないちょっと硬質なデザインで、どちらかと言うと洋画のスーパーマシンのような雰囲気を感じます。
この後、1990年の「特警ウインスペクター」から1994年の「ブルースワット」にかけて、毎年のようにスーパーパトカーが登場するようになります。

レゾンには、怪人を倒すような強力な武器はありませんが、ジバンの移動手段兼戦闘車両として活躍する頼もしい存在です。

カメレノイドのコンピューターウイルス作戦

ジバンが立ち向かう犯罪組織バイオロンは、バイオノイドと呼ばれる怪人を送り込みます。
今回のバイオノイドはカメレノイド。
名前の通りカメレオンの能力を持つバイオノイドですが、見た目は全然カメレオンっぽくありません。
ジバン基地のコンピューターで解析したときに、カメレオンの細胞が主成分だという結果が出たので、そういう事になっています。カメレオンは主成分なだけで、カメレオンが変化した怪人ではないので、同じ姿になるわけではないということなんでしょう。
なんとなく、口元がヘの字になってるところはカメレオンぽいかもしれませんが・・・。
しかし、劇中で披露する能力がカメレオンの範疇を超越し過ぎていて、なんとも言い難いです。

カメレノイドは、コンピューターウイルスを発する樹を守っていました。
このウイルスは、電話線を通ってコンピューターに寄生して破壊する特性を持っており、東京中の全てのコンピューターを破壊する事が目的でした。
プログラムで作られているはずのコンピューターウイルスが樹から発生している、というのもなんかおかしな話ですが、当時はコンピューターに対する知識がそこまで一般的ではなかったという事は想像に難しくないです。
劇中でわざわざ「有機物である」と明言されているので、コンピューター知識のある人が、メイン視聴者の子供たちにわかりやすいように敢えてそうしているのかもしれません。
脚本の杉村升氏はテレビゲーム好きで、1992年の「恐竜戦隊ジュウレンジャー」でRPGの要素を盛り込んだ方なので、コンピューターに対する知識はある程度あったのではないかと想像します。

この有機物でできたコンピューターウイルスのくだりも、アイデアをちょっと一捻りすれば納得できるものになったんじゃないかなと思います。

まとめ

ジバンの第1話は、バイオロンが事件を起こしてジバンがかっこよく活躍する一連の流れをカッコよく描いた回でした。
Aパートのカーチェイス、廃工場内での戦闘、Bパートの洞窟内でのワイヤーを多用した立体的なアクションなど、メタルヒーロー特有の第1話にエンタメ要素を沢山詰め込む感じが出ていて楽しかったです。
そのあおりを喰らったというか、物語としての中身は無いような気もするんですが、それは第1作のギャバンから同じようなものなので、シンプルにアクションモノと割り切って楽しんだ方が良いですね。

ジバンは、過去(2012年?)にニコニコ動画で配信していたときに観ていたんですが、その時に観たっきりで、しかも配信期限に追われながらだったので、ちょっと記憶が薄いです。
後年TTFCで軽く観返した時も、場面を1個2個覚えていたくらいで、物語としては全く覚えてなかったので、今回を機にちゃんと観たいと思います。

技・メカニック 登場・使用回数表

ジバン

メカニック