先日、ダイノバックラー MEMORIAL EDITIONのレビュー記事を書いている時に、本編の内容確認のために東映特撮ファンクラブ(TTFC)でジュウレンジャーを延々と観ていたんですが、観れば観る程ジュウレンジャーに対する熱が高まっていくのを実感しました。
折角なので、この機会にジュウレンジャーに対して思っている事をまとめるのも兼ねて、改めて全話観ていきたいと思います。
「ジュウレンジャーをまだ観た事が無い!」という人で、TTFCやU-NEXTほか視聴可能な動画配信サービスを契約している方は、是非観て欲しいです。
また、それらサブスクに契約していない人でも、歴代スーパー戦隊シリーズの第1話と第2話は、Youtubeの公式チャンネル東映特撮Youtube officialや、ゴジュウジャーちゃんねる【スーパー戦隊シリーズ公式】でいつでも観ることができるようになっているので、この2話だけでも観てくれると嬉しいです。
(2025年でスーパー戦隊は終わってしまうので、この公式チャンネルはどうなっちゃうんでしょうかね)
まずは第1話の感想からスタートです。
目次
第1話「誕生」
脚本はメインライターを務める杉村升氏。1990年に「特警ウインスペクター」、1991年に「特救指令ソルブレイン」のメインライターを担当し、そこからスーパー戦隊シリーズに参加。その後、翌年1993年放送の「五星戦隊ダイレンジャー」から1995年放送の「超力戦隊オーレンジャー」まで4年間メインライターを務めることになります。
監督は、1960年代の円谷プロから特撮番組に参加し、80年代以降から東映のスーパー戦隊シリーズに参加し続けているベテラン、東條昭平氏です。
初回放送は1992年2月21日。丁度前日にあたる2月20日には、仮面ライダーシリーズ生誕20周年企画のオリジナルビデオ「真・仮面ライダー序章」がリリース。また、同時期の東映特撮番組特捜エクシードラフトは、犯罪組織赤いスペードの登場する第3話「赤いスペードの影」が放送していました。
物語
2千3百万年周期で地球に接近する惑星ネメシスに、日本初のスペースシャトルが着陸。
スペースシャトルの乗組員が、惑星ネメシスにある太古の封印を解いてしまった事により、魔女バンドーラとその一味が現代に甦ってしまう。
バンドーラ一味の世界征服の野望を阻止するため、不思議仙人バーザは東京の地下にあるダイノ神殿に眠る五部族のナイトを蘇らせた。
五部族のナイトは恐竜戦隊ジュウレンジャーに変身し、バンドーラ一味の部下、グリフォーザーやゴーレム兵たちと戦うが、突如現れた巨大な怪人ドーラタイタンに二人の小学生を人質にとられてしまう。
今ここに、ジュウレンジャーとバンドーラとの長きに渡る戦いがはじまったのだ。
スーパー戦隊の新しいスタート<ファンタジー戦隊>
ジュウレンジャーはスーパー戦隊シリーズ第16作目(当時のカウントでは1979年のバトルフィーバーJから数えて14作目)として、これまでの戦隊とは趣向を変えて、当時流行していたRPG(ロールプレイングゲーム)のような剣と魔法の世界を題材としたファンタジー要素で構成された内容となっています。
と言っても、物語の舞台は現代日本であり、構造上はファンタジー世界の住人が現代日本にやってくるという内容になっています。
こればかりはジュウレンジャー独自の要素というわけでもなく、ファンタジー世界の住人がやってくるという展開自体は、1989年放送の高速戦隊ターボレンジャーにおける妖精のように、過去の戦隊シリーズにも見られた要素です。
また、ファンタジー要素自体も、1987年の光戦隊マスクマンにおけるオーラパワーのように、過去作品に全く無かったというわけでもありません。
ジュウレンジャーではじめて取り入れられたファンタジー要素は、ヒーロー自身のバックボーンやメカニックなどの全てが、科学に由来しないというところにあると考えます。
物語の導入
物語の導入は、国内初のスペースシャトルの登場と、その報道を放映する電気店のテレビなど、非常に現代的かつ庶民的です。
バンドーラの封印を解いてしまうのがスペースシャトルの乗組員ということで、最先端の科学(SF)が太古の魔女を呼び起こしてしまうという展開も突拍子の無い自然な流れで良いと思います。
5部族のナイトたち
80年代末期から散見されたスーパー戦隊シリーズの第1話の物語作りとして、ヒーローの登場をギリギリまで焦らす(ファイブマン)、変身シーンを直接描かない(マスクマン、ターボレンジャー)、第1話時点で全員が揃わない(ジェットマン)など、ヒーロー番組としては少し捻った展開がされていましたが、ジュウレンジャーではライブマン以来久しぶりに第1話時点で全員が揃って変身シーンを見せる、というオーソドックスな構成になりました。
しかし、ヒーローの登場はオーソドックでも、変身前のキャラクターの登場がかなり淡泊に処理されています。封印から解かれてすぐにバンドーラパレスに向かい、ゴーレム兵との戦闘、ゲキが遅れて目覚め、5人で乱闘、そして変身・・・という具合に必要最小限の動きしかしておらず、初見だと誰がどういうキャラクターなのかよくわからないと思います。
それでも、特に疑問に感じないのは、スピード感のある展開で深く考える隙を与えず、純粋にジュウレンジャーというヒーローが登場するまでのテンションを高めるための段取りとして割り切っているからこそでしょう。
舞台演出のように登場するヤマト族プリンス ゲキ
封印の鍵が壊れてしまったため、一人だけ目覚めるのが遅かったゲキ。
成す術無く立ち尽くすバーザの背後から、ティラノザウルスの神像が奇跡の光を放ち、ヤマト族のテーマ(M2-3A)が高らかに鳴り響きながら、バンドーラパレスの扉を開け、颯爽と現れます。
この扉を開ける瞬間がまさに舞台劇のようで、ヒーローショーを見ているかのような高揚感です。
先ほど、前項で変身前のキャラクターはヒーロー登場までの段取りだと言いましたが、リーダーであるゲキに関しては、変身前でもカッコイイキャラクターとして印象的に描写できていると感じます。
後に続く変身シーンからジュウレンジャーの活躍、とたたみかけるようにテンションの上がるポイントを用意することで、視聴者の興味は最後まで持続するわけです。
特撮
スーパー戦隊シリーズは製作費やスケジュールの関係上、ウルトラマンのように毎回のように特撮があるわけではなく、初期エピソードや中盤の新しいロボットが登場する時にまとめ撮りされていますが、ジュウレンジャー第1話も素晴らしい特撮を観ることができます。
宇宙の幻想的映像から、ビル街大移動のスペクタクル
まずは物語冒頭の、スペースシャトルが惑星ネメシスへ向かう場面。
宇宙空間に浮かぶスペースシャトルや、月をなめながら惑星ネメシスの姿が映る映像など、少し白いモヤがかかったようなボンヤリした画質が幻想的な雰囲気を漂わせており。SFでありながらファンタジックな雰囲気を醸し出しています。
そして、バンドーラ復活後のビル街の大移動も見所です。
複数のビルが1か所に集結すると同時に、タワービルが上空に向かって飛んでいくダイナミックな映像は、魔法の力によって現代の建造物がいとも簡単に操られてしまうというインパクトを孕んでおり、視聴者の意外性を突く名アイデアだと言えます。
ファンタジー世界の住人が現代の日本にやってくるだけなら、その後のバンドーラとグリフォーザーが街の中を飛んでいる映像だけでも成立するわけですから。
また、スグに気づくとは思いますが、ビルが1か所に集まる映像の中に報道ヘリのミニチュアも飛んでおり芸が細かいです。
別にこの場面には、報道ヘリのミニチュアが飛んでいなくても場面の繋がりに違和感を憶える事は無いのですが、続くニュースキャスターの登場によって、本編と特撮の一体感を創り出し、より臨場感のある空気感になっていると言え、素晴らしいです。
その後、飛来したバンドーラパレスを見たキャスターに「サグラダファミリアでしょうか!?」と、実在する建造物の名前を露骨に喋らせる事で、フィクションの出来事に限りなく現実感を持たせようとする意図も感じられて好印象です。
魔法世界の戦い
ミニチュア特撮だけでなく、合成による魔法世界の戦いの表現にも気合が入っています。
ゴウシ達4人がバンドーラパレスの扉から突入すると、その先には海が広がっており、入って来た扉は消えているという演出もさることながら、空が突然異空間に変貌し、海から浮かび上がった額縁の中にいるバンドーラが杖や指先だけを出して攻撃してくるという一連の映像はとても芸術性が高いと思います。
特に、額縁の中から杖や指先が出てくるところは、映像的な処理自体は平面的な合成処理のはずなのに、目の錯覚なのか妙に立体感があり、迫力があります。
そして、爆発に吹き飛ぶ4人の映像にヒビが入り、ガラスのように割れる、という何が起こっているのかわからない現象がハイスピードで展開していき、視聴者はアッと言う間にジュウレンジャー独特の魔法の世界に放り込まれるわけです。
流石に初期エピソード以降になると、ここまで凝った映像は無くなっていきますが、掴みのインパクトは抜群であると言えます。
アクション
変身前の戦い
ジュウレンジャーは劇中でも明言されている通りナイトなので、変身前でも十分な戦闘能力を持っており、ソードやアックスなど各々の得意とする武器を駆使してゴーレム兵と渡り合うことができます。
登場人物の掘り下げは控え目ですが、それぞれのヒーローとしてのキャラクターはアクションで描き分けがされていたと言えます。
今回は、物語の導入や悪の登場、ヒーロー初登場まで消化する都合、変身前アクションはイマイチ少な目かつ、流れているBGM(M5-7T4)の雰囲気もあり、劣勢の印象を受けますが、第3話で伝説の武器を手に入れて以降は、これぞジュウレンジャーの醍醐味と言える程の要素になっていきます。
ジュウレンジャー対ゴーレム兵
満を持して登場した恐竜戦隊ジュウレンジャー。
初戦の相手は、グリフォーザーとゴーレム兵。
ティラノレンジャーは、ティラノサウルスが、その巨大な尻尾で敵を払いのけるかのような強烈なパンチや後ろ回し蹴りを多用。
プテラレンジャーは翼竜のように軽々と宙返りし、タイガーレンジャーはサーベルタイガーのように飛び掛かる、というように、モチーフとなった恐竜や動物の雰囲気をアクションに取り入れています。
ファンタジー戦隊でありながら、ビルの屋上という非常に現代的なロケーションで戦うのも新鮮です。基本的にスーパー戦隊シリーズの第1話って、いつもの採石場で戦う事が多かったですからね。
スペースシャトルの救出は叶わず、第1話で決着がつかないまま第2話に続いてしまうので、実質ジュウレンジャーは敗退しているわけですが、満足感の高い幕切れとなります。
ドーラモンスター
恐竜戦隊ジュウレンジャーの敵組織バンドーラ一味が繰り出す怪人は、ドーラモンスターと言います。
今回登場したのは、ドーラタイタン。
西洋風の鎧を身に着けた巨人のようなモンスターで、剣を振るいます。
劇中では一言もしゃべらず、無言で必要な事だけして去っていくので、とても不気味です。
最初の怪人ということで児童誌でも写真掲載される印象が強いのですが、前述の理由から非常に地味な記憶があります。
タイタンという言葉が子供心に難しく、幼少期はこのドーラモンスターの名前を覚えることができませんでした。ちゃんと覚えることができたのは、小学生時代にスクウェアのゲームソフト「ファイナルファンタジー」シリーズを遊んで、ゲーム中に登場する召喚獣タイタンを知ってからです。
第1話ではスペースシャトルを奪った直後に消えてしまうので、活躍は第2話に持ち越しとなりますが、 バンドーラが魔法で作りだしたビルのオブジェに佇む姿は強烈に目に焼き付くと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私個人が直撃世代ということもあり、贔屓目に見てしまうところはあるものの、とにかく勢いのある展開とダイナミックな映像で畳みかけ、ヒーローをカッコよく描くという意味では、かなり完成度の高い第1話だったと感じます。
Youtubeの公式チャンネルには、続く第2話も配信されているので、引き続きジュウレンジャーの世界を楽しんでもらって、そのままジュウレンジャーを視聴可能なサブスクに加入して最後まで観ていただけたらと思います。
第2話の時点では、巨大ロボ大獣神や、追加戦士ドラゴンレンジャーも出てこないので、ジュウレンジャーの見所まで楽しむことはできませんが、ちょっとでも興味を持ってくれたら嬉しいです。
第2話はこちら・・・
アイテム・メカ・必殺技 使用リスト
アイテム
| 名称 | 使用エピソード | 登場回数 | トドメ | 敵撃破数 |
|---|---|---|---|---|
| レンジャーガン | 1 | 1 | 0 | 0 |
| レンジャーソード | 1 | 1 | 0 | 0 |
第1話は、5人の共通装備であるレンジャーガンの変形動作や、レンジャーソードへの変形など、思わずおもちゃで真似をしたくなる動きがアクションに取り入れられており、非常に短い戦闘シーンだからこそ見入ってしまう仕掛けが盛り沢山です。
メカ
| 名称 | 使用エピソード | 登場回数 | トドメ | 敵撃破数 |
|---|---|---|---|---|
| サイドザウラー2 | 1 | 1 | 0 | 0 |
| サイドザウラー3 | 1 | 1 | 0 | 0 |
第1話時点では巨大メカは登場しませんでしたが、初期戦隊シリーズ恒例のバイクが早速登場しています。ティラノレンジャー用のロードザウラー1は未登場ですが、単車1台とサイドカー2台の組み合わせはゴレンジャー以来です。
BGM選曲
ジュウレンジャーのBGMは、吉田明彦氏が担当しています。
スーパー戦隊シリーズでは、1989年の高速戦隊ターボレンジャーと、1990年の地球戦隊ファイブマンでも音楽を担当しており、ジュウレンジャーは3回目の登板となります。
| 映像時間 | 場面 | 曲名 | Mナンバー | 使用回数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0:15~1:29 | オープニング | 恐竜戦隊ジュウレンジャー (T.V. SIZE VERSION I) | 1 | ||
| 2:00~2:29 | 惑星ネメシスへ向かう スペースシャトル | 眠れる戦士たちの伝説 (1曲目) | M6-1 | 1 | |
| 2:40~2:44 | サブタイトル | 復活の一族 (1曲目) | M1-1 (テンポ早め) | 1 | |
| 2:52~3:12 | 封印を解く 宇宙飛行士 | 危機一髪!ターボレンジャー!! 〜ブリッジ・コレクション2〜 (8曲目) | 不明 | 1 | ターボ レンジャー 流用 |
| 3:16~4:09 | 甦るバンドーラ | 復活の魔女バンドーラ (1曲目) | M4-1 | 1 | |
| 4:10~4:36 | 地球を見上げる バンドーラ | 復活の魔女バンドーラ (2曲目) | M4-2 | 1 | |
| 4:42~5:26 | ビル街の大移動 | 復活の魔女バンドーラ (4曲目) | M4-7 | 1 | |
| 5:46~6:08 | バンドーラパレス | 暗躍するゾーン (2曲目) | ファイブマン 追加M-25b | 1 | |
| 6:09~6:55 | 人類に宣戦布告する バンドーラ | 復活の魔女バンドーラ (2曲目) | M4-2 | 2 | |
| 7:09~7:41 | 不思議仙人バーザ | スタートダッシュ (2曲目) | ファイブマン 追加M-33a | 1 | |
| 7:46~8:34 | スペースシャトルの 子供達 | 超時空戦争 (2曲目) | M5-7T4 | 1 | 中盤部分 |
| 9:00~9:30 | ダイノ神殿 | 眠れる戦士たちの伝説 (2曲目) | M2-9 | 1 | |
| 9:37~10:01 | 5人の戦士を 目覚めさせるバーザ | 未来への航海 (1曲目) | ファイブマン M-6 | 1 | |
| 10:04~10:24 | 目覚める4人の戦士 | 苦難と危機をのりこえて (1曲目) | M6-13 | 1 | |
| 10:51~11:26 | バンドーラパレスに 向かう4人の戦士たち | 復活の一族 (2曲目) | M6-15C | 1 | |
| 11:27~11:29 | Aパートアイキャッチ | 苦難と危機をのりこえて (4曲目) | M1-2A | 1 | |
| 11:30~11:32 | Bパートアイキャッチ | ジュウレンジャー・戦いの日々 (1曲目) | M1-2B | 1 | |
| 11:41~11:43 | バンドーラパレスに 突入する4人 | 追撃の瞬間 〜ブリッジ・コレクション1〜 (10曲目) | M8-2,8-13 | 1 | |
| 11:45~12:10 | 踊る泥人形 | 復活の一族 (4曲目) | M4-9 | 1 | |
| 12:14~12:40 | バンドーラの攻撃 | 復活の魔女バンドーラ (4曲目) | M4-7 | 2 | |
| 13:13~13:34 | 牢屋に閉じ込められ 危機一髪の4人 | 邪悪なる鼓動 (2曲目) | 不明 | 1 | ターボ レンジャー 流用 |
| 13:42~14:09 | ヤマト族プリンス ゲキ | 聖なる5人 (5曲目) | M2-3A | 1 | |
| 14:15~15:50 | 5人の乱闘 | 超時空戦争 (2曲目) | M5-7T4 | 2 | 終盤部分 |
| 14:54~15:21 | メダルを受け取る五人 | 勝利を呼ぶ大反撃 (1曲目) | M2-2 | 1 | |
| 15:24~15:52 | 恐竜戦隊 ジュウレンジャー | 恐竜戦隊ジュウレンジャー (INSTRUMENTAL Version) | 1 | ||
| 15:53~16:35 | ジュウレンジャー対 ゴーレム兵 | 恐竜戦隊ジュウレンジャー | 1 | ||
| 16:35~17:09 | タイムリミットが迫る | 苦難と危機をのりこえて (3曲目) | M6-16 | 1 | |
| 17:09~17:28 | スペースシャトル救出 | 苦難と危機をのりこえて (2曲目) | M6-15A | 1 | |
| 17:48~18:35 | ドーラタイタン | 月よりの挑戦 (4曲目) | M4-8T2 | 1 | |
| 18:36~19:35 | エンディング | 冒険してラッパピーヤ! (T.V. SIZE Version) | 1 | ||
| 19:37~19:56 | 次回予告 | 恐竜戦隊ジュウレンジャー (INSTRUMENTAL Version) | 2 |
第1話の音楽はM6-1で幕開けします。この曲は音楽集およびMUSIC COLLECTIONでも最初に収録されているBGMなので、サントラアルバムと本編の繋がりを強くするものであると言えます。
バンドーラに関する曲(M4-1、M4-2、M4-7)は非常に印象的に選曲されており、1話の中で2回流れるものもあります。特にビルの大移動や砂浜での戦いで流れたM4-7は、今後のエピソードでもバンドーラほかドーラモンスターの攻撃シーンでも定番の曲として活躍します。
アクションシーンの極めつけは、ゲキ登場シーンで流れるM2-3Aでしょうか。これは音楽集ではヤマト族のテーマとして解説されており、イントロからして馬が駆け抜けていくようなメロディが5人の活躍に勝利の予感を与えてくれます。このヤマト族のテーマは、初期エピソードにおける変身前のアクションシーンで多用されますが、番組中盤で新録のBGMが追加されるとそれらに取って代わられることになるので、少し勿体ない気もします。
一年を通して最後までブレなかった選曲と言えば、5人がメダルを受け取る場面で使用されたM2-2でしょうか。エレキギターがエンジンのスロットルを上げるように鳴り響き、変身シーンを盛り上げてくれる曲ですが、第1話にしてその片鱗を見せつけていると言えます。
その他、作曲家繋がりで、ターボレンジャーから2曲、ファイブマンから3曲のBGMが選曲されており、これは全編通して継続されていきます。

